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「北京原人の日」 鯨統一郎
投稿日 : 2003/06/18 20:51
投稿者 Excalibur
参照先
銀座の交差点にいきなり軍服姿の老人が降ってくるという場面からスタートする、第二次大戦中に消失した北京原人の化石を巡ってのミステリー。現代を舞台にした大戦秘話という形で、さらに下山国鉄総裁轢死事件や山下奉文将軍の財宝も絡んでくるとなれば重厚なサスペンスを想像してしまうが、著者の持ち味を生かした軽妙なアクション物に仕上っている。歴史上の常識を根本からひっくり返す、という大どんでん返しの妙味は薄いが、それなりの意外感は味わえる。ただ同時に、この著者の本領は短編にあるのでは、という感も強く持った。
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