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「インディ・ジョーンズ/失われた≪箱舟≫伝説」 ロブ・マグレガー
投稿日 : 2003/08/07 21:21
投稿者 Excalibur
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インディ・ファンなら書名を見ただけで「おっ?!」と思うだろう、≪箱舟≫にはわざわざ「アーク」なんていうルビまで振っているし、この邦題付けた人は狙ったんだろうな。ちなみに原題では”THE GENESIS DELUGE”となっていて、直接≪箱舟≫には触れていない。また映画第一作に出てくる「アーク」は≪聖櫃≫のことで≪箱舟≫とは別物。もっとも当時、まだ情報が少なかった頃には「アーク」=≪箱舟≫と解釈され、「失われた≪箱舟≫の襲撃者たち」などという直訳を新作ニュース欄に載せていた映画雑誌もあったっけ。
今度のお話は1917年のロシア・ペトログラードから始まるが、実際に1916年にロシア軍人が≪箱舟≫の残骸を発見し報告、時の皇帝ニコライ三世が特別探検隊を派遣し調査にあたらせたという。そういうことも知っていると、さらに楽しく読めるだろう。そして時は流れて1927年春のロンドン。ロシアからアメリカへ亡命した医師は、かつて戦争中にアララット山中で偶然≪箱舟≫を目撃しその木片を入手していたが、今その≪箱舟≫の実在を証明するべく奔走していた。インディは彼らに同行してアララット山へ登ろうとするが、その行く手に待ちうけているものは・・・?
これでロブ・マグレガーの小説版も四作目。キャラクターもシチュエーションも一作目から繋がっているので、出来るなら順を追って読むのが望ましい。時系列バラバラの映画版とはえらい違いだ。また今回はどちらかというとインディが脇に廻り、インディの大学時代からの親友でジャズ・ミュージシャンという設定のジャック・シャノン(小説版のレギュラー)がメイン格に昇格。一味違った展開を見せてくれる。
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