「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 J・K・ローリング
投稿日 | : 2004/09/07 20:07 |
投稿者 | : Excalibur |
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待望久しい第5巻。最早子供向けの明るいファンタジーとは言いづらくなってきた。「例のあの人」が段々と前面に出てきて魔法色が一段と強まり、年齢的なものもあるのだろうが、ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人組の衝突もしばしばで、全体的にダークな印象を与える。またクライマックスはアクション満載なのがちょっと意表を衝く・・・?
シリウス、ルーピン、ムーディら懐かしい面々が顔を揃え(ロックハートまで!)、登場人物たちの意外な相関関係が明らかにされ、過去から張られてきた伏線の一端が解き明かされ、そして待ちうける悲劇的な展開・・・。早く先を読みたい!と思わせるに十分な内容だった。原書発売から翻訳出版まで1年と3ヶ月近く。この期間を次回は何とか1/3、いやせめて半分くらいに短縮して欲しいものだ。
そしてあと2巻・・・。
Re: 頭の中で
投稿日 | : 2004/09/08 07:33 |
投稿者 | : Excalibur |
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映画版のキャスティングには納得していないキャラクターも何人かいるのだけれども、最新作公開中ということもあってか、読んでいると役者さんのイメージがチラホラ。ある種の摺込み効果みたいなものかなぁ。
映画未登場のキャラは当然自分独自のイメージを作り上げていて、きっと次の映画を見る時にはそのギャップに悩むのだろうけれども、今度はその後でもう一度読みなおす時、そして次の巻を読む時にはそれを映画版キャラに置換えて読んじゃうんだろう。納得出来ても出来なくても(苦笑)。
ビジュアル・イメージだけじゃなく、実は「声」も結構映画版に影響を受け始めていて――といってもオリジナルの役者さんの「声」が浮かぶわけじゃなくて、日本語吹替版キャストの方々の「声」ですが――、ダンブルドアの台詞は頭の中に永井一郎さんの「声」が聞え、スネイプ先生は土師孝也さんの「声」で読んでるという具合。我ながら影響受けやすくて、ちょっと情けない(汗)。