ナム・コリオスとの平和的会見に仕組まれた罠、拉致された元首レイア、単身ナム・コリオスに乗り込むルーク・・・と相変らず波瀾万丈の物語は続く。ただしこの作品で真に描くべきは、ルークとカリスタの問題である。時間軸上では『ジェダイの遺児』『ダーク・セーバー』と『クリスタル・スター』の間に挟まれる今作では、『ジェダイの遺児』に初登場しルークの最愛の人になってしまったカリスタが、何故『クリスタル・スター』では影も形もないのか、に一応の決着をつけるべく書かれた物語なのだ。辻褄合わせの苦心が忍ばれるが、楽屋裏を知らなくてもそれなりに楽しめる。

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