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「スター・ウォーズ/エピソード3〜シスの復讐〜」 マシュー・ストーヴァー
投稿日 : 2005/04/09 22:01
投稿者 Excalibur
参照先
日米同時発売となった最新作かつ最終作のノベライズ。
もちろん実際の映画と小説には色々な点で差異は生じているだろうが、これを読めば物語はどう進み、どういう結末を迎えるかを知ることは出来る。映画を見てのインパクトを大事にしたい人は決して手にとってはならないが、少しでも早く最新作の全貌を知りたいという人にとって、その欲求に打ち勝つことは容易ではないだろう。
まだ公開前ということもあってネタバレは極力控えるが、一つ言えることは、この物語を読んだ後では、ダース・ヴェイダー(アナキン・スカイウォーカー)とオビ=ワン・ケノービ、それにヨーダとパルパティーンに対する見方、延いては<クラシック・トリロジー>そのものに対する受け止め方がかなり違ってくるだろう、ということである。正直言ってサーガ全体の整合性という点では些か納得し難い部分もあるのだが、それは映画そのものを見た後で改めて考えてみたい。
それにしても今回一番驚いたのは、昨年あたりからWeb上で流出していたストーリーやキャラクター、シチュエーションに関する情報が、思いの他”正確”だったことだ。情報の管理・統制には厳格だったルーカス・フィルムとしては考えにくいことだが、あるいは例え事前にネタバレがあったとしても大丈夫という、作品に対する絶対の自信から来ているのかもしれない。
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作品世界を楽しむために
投稿日 : 2005/08/11 21:07
投稿者 Excalibur
参照先
『エピソード2』と『エピソード3』を繋ぐスピンオフ小説、所謂<クローン大戦>ノベルを読んだ後で改めてこの作品を読み返すと、流石にスピンオフも手掛けた作者らしく、しっかりとその延長線上に位置づけられていることに気づく。もちろん映画のノベライズとして、上映時間の関係などから本編で割愛したシーンが残っており(あるいは表現が変わり)、映画を補完するという役割もきっちりと果たしているのだが、その補完部分がきちんと先行するスピンオフ群を踏まえた描写になっているのだ。映画版をより深く味わうためには本書は必読だが、さらに本書自体を深く味わうためにはスピンオフ群が必読なのだ。「手っ取り早くお話を知りたい!」というような手軽さを求める向きには全く適さないが、『スター・ウォーズ』にどっぷりと浸りたいという人ならば、迷わず手に取られることを!
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