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「馬と少年」 <ナルニア国ものがたり>5 C・S・ルイス
投稿日 : 2005/05/18 22:48
投稿者 Excalibur
参照先
第1巻『ライオンと魔女』の終盤で語られる、ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィら四人兄弟が王としてナルニアを治めていた黄金時代の物語。
猟師アルシーシュの子供として育てられてきたシャスタは、自分が本当はアルシーシュの子供ではなく、しかもカロールメン国の貴族に奴隷として売られようとしていることに気付き、知り合ったナルニア生まれだと語る”もの言う馬”ブレーと共に逃げ出すことになる。やはり”もの言う馬”フインと共に旅をしている、親の決めた結婚から逃げ出したカロールメンの少女タルキーナと出会い、一緒にナルニアへ向かうことになるが、途中でナルニアを攻めようとする恐るべきカロールメンの計略を知って・・・。
人間界は出て来ず、誰も行き来をしない、完全にナルニア国(とその隣国)のみを舞台にした、一種の外伝的エピソード。ここからはネタバレになるが、今までとは毛色が違い、ある面では<ナルニア>らしさが薄れているとも言えるが、「奴隷のような少年は、幼い頃に攫われた高貴な血筋の者だった」、「出会った瓜二つの王子様は、実は双子の兄弟だった」などなど御伽噺の王道をゆく展開で、これはこれで面白い。
しかし相変らず(というか以前にも増して)アスランの行動は不可解に映る。キリスト教徒ならば、納得いくのだろうか。
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