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「さいごの戦い」 <ナルニア国ものがたり>7 C・S・ルイス
投稿日 : 2005/06/11 06:27
投稿者 Excalibur
参照先
<ナルニア国ものがたり>もこれにて完結。偽りの神を崇める者、信仰心を失った者は滅びる。ナルニア国そのものも消滅して行く・・・これは所謂”ソドムとゴモラ”を再現したものなのだろうか。そして完結編ということもあってか、ディゴリーとポリー、ピーター、エドマンド、ルーシィ、ユースチスとジルの”ナルニアの七人の友”(いつのまにそんな表現が?!)が勢揃いしてその場に立ち会うことになるのだが、ただ一人スーザンのみが不参加。これは既に彼女の心がナルニアから離れてしまったから、と説明される。
ただ滅び去るだけではなく、最後には心のナルニア国というものが登場して、今までのエピソードの主だったキャラクターたちが時空を越えて集結して大団円を迎える――なのかと思いきや、実は・・・という展開なので、一見するとハッピーエンドだが結構やるせない結末とも受け取れるのだ。特に、ただ一人取り残されることになるスーザン(神に見放された、と言っても良いだろう)のことを思えば・・・。物語全体がキリスト教的世界観に彩られ、培われていたことは良くわかるのだが、これが”神の愛”なのか。
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