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「ガラスの大エレベーター」 ロアルド・ダール
投稿日 : 2006/04/02 18:35
投稿者 Excalibur
参照先
あの映画『夢のチョコレート工場』、『チャーリーとチョコレート工場』の原作でもある『チョコレート工場の秘密』には、実は続編があったのです。
以前は『ガラスのエレベーター宇宙にとびだす』という題名で翻訳が出ていたのですが、<ロアルド・ダール・コレクション>刊行に合せて改題・新訳版でのお目見えとなりました。

で、どんなものだろうと読み始めてみたんですが、うわ〜、こりゃ辛いわ。
物語は『チョコレート工場の秘密』のラストシーンから始まります。
ガラスのエレベーターに乗ってチャーリー君の家にやってきたウォンカさんは、両親や祖父母を乗せて工場へ戻ろうとします。
ところがパニックに陥ったお祖母ちゃんたちのせいで、エレベーターはなんと成層圏を突き抜け宇宙軌道へ飛び出してしまうのです!
やがて、アメリカ合衆国が打ち上げた宇宙ホテルUSAに辿り着いたものの、無人のはずのホテル内にいた恐るべき宇宙生物に遭遇したり、エレベーターに乗って宇宙を飛行するチャーリー君やウォンカさん一行を、宇宙人だと思い込んだ大統領はじめアメリカ首脳部が右往左往したり・・・という展開はちょっと、というか、かなり自分には付いていけないものがありました。
どうなのかなぁ。これも旧訳版だったら、それほど抵抗なく受け入れられたのかなぁ・・・。
(『チョコレート工場の秘密』の方は、「復刊ドットコム」で投票数が目標を達成したので、旧訳版の復刊交渉予定になりましたね)

ここで、「そうか、続編があるのか。読んでみようかな」と思われた方には、ちょっとご注意を。
『チョコレート工場の秘密』を読んだ人、『夢のチョコレート工場』を見てる人なら問題ないんですが、
『チャーリーとチョコレート工場』だけ見たという人は、先に原作を読んでおくことをお勧めします。
というのもこの新作映画は終り方が原作と違い、むしろ正反対の結末になっているので、この続編には繋がらないのです。
なのでいきなり読み始めると「あれれれれ?」となる可能性大ですので、ご用心ご用心。
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