「マチルダは小さな大天才」 ロアルド・ダール
投稿日 | : 2006/04/30 21:22 |
投稿者 | : Excalibur |
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1歳半でなめらかに喋り、3歳になる前に字が読めるようになり、4歳で名作文学を読破するマチルダは天才少女。
しかし両親はそんなマチルダを「かさぶた」扱いにし、学校に上がると今度は校長先生が子供たちを締め付けていた。
そんな馬鹿な親や身勝手な先生へ、マチルダの仕返しが始まる。
子供が大人をやりこめる痛快な物語・・・だと思って読んでいたのだけど、イヤハヤ。
確かに面白く、あっという間に読み終わってしまったのだけれども、出てくる大人たちが酷すぎる。
その描写がなかなかネチネチしているので、マチルダに感情移入して、というよりも純粋に読んでいて不快感というか、激しい憤りを感じてしまった。
ということは作者の術中にはまってしまったということなのかな。