原哲夫のコミック『花の慶次』の原作といえば、ああ、と思われる方もいらっしゃると思う。
私もコミックを全巻揃えている程であるが、ただ主人公があまりにもコミック然としたスーパーヒーローとして描かれているのに疑問を感じ、はたして原作での描写はどうなのか、という興味で読み始めた。結果、確かにコミック版にはコミックとしての誇張は見られるものの、やはり前田慶次郎利益という人物は大きかった、と実感させられた。勿論小説では小説なりの脚色が施されているわけだから、史実通りというか実在の前田慶次郎をそのまま引き写しているわけはないのだが、こういった歴史に埋もれた魅力ある人物を掘り起こしてくれただけでも、この作品の存在意義はあるのではないかと思う。にしても、こういう人物を取り上げるようになれば、日本史の授業も面白くなるのだがなぁ・・・。

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『一夢庵風流記』は『花の慶次』の連載中に探して読破しました
それから、週間＆月間ジャンプで評判良かったのか悪かったのか分かりませんが、
『影武者徳川家康』も読破しました

隆慶一郎先生の作品はこの二作しか読んでないですが、
実に惜しい人を亡くされた感がありますね

この二作のおもしろいところは、
史実に基づいた小説なりの脚色でしょう

特に『影武者〜』では、家康が関ヶ原で殺されている可能性があるそうですからね
本当かどうか知りませんが

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