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「スレイヤーズ」 神坂 一
投稿日 : 2010/10/06 21:35
投稿者 ZAP01533
参照先
 林原 めぐみ女史主演で映像化された小説。

 懸賞小説から始まる本編と、その前日談にあたる話の二部構成だが、あえて本編のみで語らせて欲しい。
(全十五巻)

 当初描き切れなかった主題は本編後半にあるような気がするので。
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『ヴェゼンディの闇』
投稿日 : 2010/11/03 21:01
投稿者 ZAP01533
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 野盗を襲った帰り道、リナとアメリアはセイルーンで対峙した暗殺者ズーマに襲われた。
 退く際「ヴェゼンディへ来い・・・でないと、誰かが死ぬ」と言って去るズーマ。逃げた理由はゼロスの気配を察した事だった。
 前作で写本を燃やして姿を消していたゼロスはリナに同行すると言う。
 ゼルガディス、ゼロスと加わった一行はヴェゼンディへ向かう。そこではラドックという商人がズーマから暗殺予告を受け取っていた。
 ラドックの護衛を引き受けるリナ。それをゼルガディスに伝えに安宿へ向かうとそこにはかつてアトラスであいまみえた魔族セイグラムが待ち構えていた!

『REVOLUTION』でズーマが出た時内心喜んだ。
 この話内容はきついけど、悪くはない話だったので。
「そーかそーか、飛田氏もそういう年齢になったか」とは想ったのだが・・・どうもそういう展開にはならなかった様子。
(何がそういうだったのかはどんでん返しの要なので書けない)
 確かにセイグラムが別理由で『NEXT』に出てしまっていたが・・・・。
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『白銀の魔獣』(しろがねのまじゅう)
投稿日 : 2010/11/03 16:35
投稿者 ZAP01533
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 アメリアを加えて旅をするリナ。そこへ現れる野盗。
 村人に毛が生えたような連中を倒した直後現れた女はリナの魔法を封じてマインの村へ向かうよう告げて逃げる。
 下調べを行うとその村では‘赤眼の魔王’を崇拝する宗教の拠点だった。
 集会を台無しにするアメリア。追われる一行は散り散りになりリナはゼロスという自称謎の僧侶に救われ、魔力増幅器を購入する。
 ゼロスはある事情で異界黙示録(クレアバイブル)の写本を探していて、例の宗教教祖が強奪したので追っているという。
 アメリアを救出する際、何度か旅同行をしていたゼルガディスと再会。彼は言った。写本の内容はかつてサイラーグを滅ぼした魔獣ザナッファーの製造方法だと。

 この話は諸事情で完全映像化は不可である。
 邪教集団が国家転覆を謀る物語など。
 結果、魔法を封じられてゼロスに関わる話は『NEXT』で、ザナッファーに関わる話は『REVOLUTION』で断片ながら映像化された。
 この巻最大の節目は魔族の構成が明確になった事である。
 赤眼の魔王(ルビーアイ)シャグラニグドゥの腹心、冥王(ヘルマスター)フィブリゾ、覇王(ダイナスト)グラウシェラー、獣王(グレーター・ビースト)ゼラス=メタリオム、海王(ディープ・シー)ダルフィン、そして魔竜王(カオスドラゴン)ガーヴの存在が明かされ、ゼロスの口から別世界の魔王の存在も明かされた。
 光の剣を持つガウリィが切り札になると思われた闘いはリナが開発しながらも発動出来なかった呪文が新必殺技となった。

 尚、ザナッファーは後半の伏線となった。 
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『聖王都動乱』(バトル・オブ・セイルーン)
投稿日 : 2010/10/26 15:52
投稿者 ZAP01533
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 前作で故郷サイラーグを失った巫女、シルフィールを護衛し彼女の親戚が住むセイルーンに到着したリナとガウリィ。
 一人旅時代そこの第一王位継承者と知り合ってしまったリナは彼に会わないようにと願うが、折しも王位継承騒動が勃発。第一王位継承者は行方知れず。
 シルフィールが頼った親類の家に匿われていた。
 それまでいい印象を抱いていたシルフィールは彼の姿を見て卒倒。この話では倒れたまま終わってしまう。
(王様が健在ならば既婚しても王子)
 お家騒動に結果として首を突っ込んだリナはやがてズーマと名乗る暗殺者や妙な物に狙われる。
 王位継承騒動の首謀者とリナを狙う首謀者は同じ人なのか?


 この話と七巻、八巻までの話を再構築して映像化されたのが『スレイヤーズNEXT』で、この話で特筆されるのはセイルーン第一王位継承者の次女・アメリアが初登場。
(無印映像では番外編の話に彼女が乱入し、そのままレギュラー化)
 彼女も巫女職なのでこの先にリナを待ち受ける運命を予知し、強引に同行する。

 尚、暗殺者ズーマは両腕を犠牲にして敗走。映像化されなかった話の伏線となった。
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『サイラーグの妖魔』
投稿日 : 2010/10/17 14:57
投稿者 ZAP01533
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 旅を続けるリナとガウリィは自分達がおたずね者扱いになったと知る。
 しかも依頼者はかつて戦った赤法師レゾだと。
 たぶん偽物、もし本物だったとしても人間ではありえないと思うリナ。
 サイラーグという街へ向かう二人。追手を蹴散らしつつ。

 この話は最初のテレビシリーズにて一巻と一緒に映像化されている。
 一部表現を変えたり、構成変更のあおりで出られなくなった人一人。
『アトラスの魔導士』で知り合った傭兵ランツ。
 彼の活躍も見てやって欲しい。

 今回の騒動発端も【死によって引き裂かれた恋人を想う故に暴走】した人だった。
『アトラスの魔導士』で判明したが、リナの世界では人間複製技術も発達していて、部下や影武者として利用できる。
 その‘影武者’がオリジナルを越えようとリナ達に勝負を挑む。
 そんな中、巫女がリナに重破斬を封印するよう告げる。
 その技はこの世界に虚無を引き込むからと。

 リナが天才魔導士と豪語し、誰も否定しないのは自分の持ち技で相手を倒せない場合、他の人にも協力を持ちかけて的確に倒す方法を思いつくから。
 その連携プレイが山場です。
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『アトラスの魔導士』
投稿日 : 2010/10/07 16:20
投稿者 ZAP01533
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 前作最後に立ち寄ったアトラス・シティを舞台に話は展開する。
 一見失踪した魔導士協会評議長の後継者争いだった事件は後半で変貌する。文章、表現と共に。

 この話は後に『スレイヤーズNEXT』で映像化はされたが、細かい部分がぼやかされている。
 慥かに、イラスト化されたシーンはまだ大丈夫だけど‘屍体呪法’(ラウグフト・ルシャヴナ)の映像化は無理だろう。

 ここでリナの前に立ちはだかったのは不死を求めた魔導士。
 それ故に魔族と契約し、研究に没頭する。
 だが、不死を求めた真の理由は別にあった。

 レビューを書いて気付いたのだが、神坂氏は【死によって引き裂かれた恋人を想う故に暴走する】敵が多い。
 同時にこれが今後の伏線ともなって。

 この話ではリナは結局、誰にもとどめは刺せなかった。
 魔族には逃げられ、魔導士の暴走を止めたのも意外な人だった。
 その事実が伏線となる。
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一応、人物紹介
投稿日 : 2010/10/07 15:55
投稿者 ZAP01533
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リナ=インバース
 主人公。慥か十三の時姉に「世界を見て来い」と言われて旅に出る。
 盗賊団の噂があればそこへ行って壊滅させてお宝横取り、目的の為なら手段選ばずの為‘盗賊殺し’や‘ドラゴンもまたいで渡る’と言われて恐れられる。
 そんな彼女に勝負を挑み、なんだかんだと旅の供をしていたのが自称‘白蛇(サーペント)のナーガ’という女性。
 ところが不意にナーガが消息を絶って数ヵ月後、本編は始まる。

ガウリィ=ガブリエフ
 盗賊に囲まれていたリナを救った旅の傭兵。(彼女の目論見頓挫)どうやらエルメキア出身。かつてザナッファーと呼ばれた魔獣を倒した勇者の末裔で魔族すら両断する光の剣を所有している。
 リナはその剣欲しさに彼と旅をする決意をする。
 しかし剣技や戦いにおける腕は確かだが、頭の中身はリナ曰く「ふえるわかめが詰まってる」

おまけ。

作者
 文字の通り。あとがきに出るが扱われ方は最悪。

部下S
 後述するL様の部下。本編に深く関わるがあとがきではいい扱いをされない。
‘竜破斬’(ドラグ・スレイブ)他強力呪文の力の源。
 正式名称、赤眼の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ

L様
 あとがき欄に君臨する最強の存在。その力は作者ですら太刀打ち出来ない。
 正式名称、金色の魔王(ロード・オブ・ナイトメア)
 リナしか扱えぬ最強の呪文‘重破斬’(ギガ・ブレイク)の力の源。
 今後一瞬、本編に乱入する。口調は女性。
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『スレイヤーズ!』
投稿日 : 2010/10/06 21:45
投稿者 ZAP01533
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 懸賞小説として世に出た為、物語の背景と同時に魔王が出現し、それを倒す物語に落ち着いている。

 しかし、最後に向けての伏線は既に張ってある。
 魔王の力を借りた魔法で魔王を倒す事は出来ない。
 それ故に主人公リナは魔王よりも高位な存在の力を借りて魔王を倒す。

 その前に魔王に取り込まれた人の想いを揺さぶって。
 展開としてはまだ粗削りの部類になるが、その後ライトノベルの先駆者となる著者の文章力は飛躍する。

 魔王を倒した呪文は後に封印されるがそこに至る過程は後述される。
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