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「ぐりとぐら」 なかがわりえこ
投稿日 : 2011/04/04 16:46
投稿者 久保田r
参照先
 絵本の代表作のひとつに挙げられる名作。主人公は、野ネズミのぐりとぐら。ある日、森の中で食材を探している途中に大きな卵と遭遇。持って帰りたいけど大き過ぎて運べない。じゃあここで作ろう!と、大きなナベと材料を持ってきて料理開始。いいにおいに誘われて森の仲間たちも集まってきた。大きなナベからふんわりと顔を出した大きなカステラを仲良くみんなでいただきます!

 この大変有名な作品は、タイトルとイラストだけは知っていたものの、きちんと読んだのはつい最近のこと。当時5歳の次男が幼稚園から配布されて持って来た「こどものともセレクション」の絵本で、初めてきちんと読んだ。そして、大らかで明るい性格のぐりとぐらに魅せられ、瞬く間に親子でファンになった。

 森の中で大きな卵に出会うというファンタジーな出来事も魅力的ながら、その先にある持ち運べないならここで作ろうという機転のきいた発想が実に魅力的。あれこれ考えて諦めようではなく、柔軟な発想でやってみようと前向きに取り組むぐりとぐらの姿勢に、読んでいるこちら側も何故だか心から励まされたような感じがした。

 そして、最後は、残った大きな卵の殻で車を作って乗って帰る。手元にあるもので楽しいことを作り出すぐりとぐらは、とても素敵なおともだちです。

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