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「リング」 鈴木光司
投稿日 : 2001/05/09 20:45
投稿者 Excalibur
参照先
同日同時刻、4人の少年少女が恐怖と驚愕の表情を浮かべて死んだ。死因は全員心臓麻痺。少女の一人の叔父である雑誌記者の浅川和行は、そこに何らかの事件性を感じとって調査を進めるうちに1本のビデオ・テープの存在に行き付く。興味本意からこのビデオを見てしまった浅川は愕然となった。少年達はこのビデオを見た1週間後に次々と死亡しているのだ。更なる謎を解き明かすべく、浅川は友人の高山竜司に救いを求める・・・。
TVの単発ドラマや映画、ラジオドラマ、コミック、ゲームソフト、それにTVシリーズと、劇中の<リングウィルス>さながらに増殖を続けている、あの『リング』の原典がコレである。
各種メディアに露出していった結果、<山村貞子>というキャラクターが一人歩きしてしまい、ともすればジェイソンやフレディみたいなキャラクター・ホラー物のような印象を受けてる人も多いだろうが、この物語は直接的な恐怖よりも、じわじわと間接的・感覚的に迫ってくるタイプのホラー小説。「呪い」というと、どうしても古めかしいイメージがあるが、そういったオーソドックスなプロットを持ちながらも一捻りあるのが「新感覚ホラー」ともてはやされる理由かも。友人の薦めとはいえ、ホラー嫌いの私が一気に読み終えてしまったくらいだから、単に怖いだけでなく、ぐいぐい引っ張られる面白さがある。
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