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「千里眼」 松岡圭祐
投稿日 : 2001/05/13 12:25
投稿者 Excalibur
参照先
開巻いきなり茨城県の重要文化財に指定されている寺が、米軍横須賀基地から発射されたミサイルによって爆発、炎上! 犯人は続けて二発目のターゲットを首相官邸にセットした。 ありとあらゆる対策が講じられる中、<千里眼>と異名をとるカウンセラー友里佐知子と、その助手の元自衛官・岬美由紀が呼ばれた。 その背後には<恒星天球教>というカルト教団の陰が・・・!
小説よりも映画『催眠』の続編として企画された映画用原作、という複雑な成立過程を持つこの作品は、雰囲気もムードも前作とは大きく異なるため、特に『催眠』のストーリーを知らなくても十分に楽しめる独立した内容である。そのあまりの変貌ぶりについていけない読者も出てくるかもしれないが、映画化前提ということもあって、視覚的イメージも想起させてくれアクション描写も豊富。日本では少ないタイプのエンターテインメント小説として貴重な作品。続編でありながらジャンルが異なるのは、著者の弁によれば『エイリアン』に対する『エイリアン2』のスタンスとのことである。
ヒロイン岬美由紀は当初から女優・水野美紀を想定していたようで、映画化決定後に文庫化される際には、水野美紀と同じ誕生日に設定された。
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