「陰謀の日」 シドニィ・シェルダン
投稿日 | : 2000/10/10 21:56 |
投稿者 | : Excalibur |
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アルプス山中で実験用軍事機材を搭載したNATOの気象観測用気球が墜落した。
海軍情報局のロバート・ベラミーは機密保持のために、その目撃者捜索の命を受けて現地へ飛ぶ。だが調査を進めるうちに、墜落した物体は気球などではなく、またベラミーが探し出した人々が次々と変死を遂げていくという事実が明らかになる。
そしてその陰謀の手は、ベラミー自身にも・・・・。
有名なロズウェル事件に材を取ったと思しき本作は、シドニィ・シェルダンには珍しくSF調の物語。だが、誰が敵で誰が味方かという様々なキャラクターが入り乱れての波瀾の展開は、毎度お馴染みのものである。追う者と追われる者のスリリングなドラマに、ベラミーと別れたその妻・スーザンとのロマンスが彩を添えている。