「ロケットボーイズ」 ホーマー・ヒッカム・ジュニア
投稿日 | : 2001/06/02 21:52 |
投稿者 | : Excalibur |
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1957年、夜空を横切るソ連の人工衛星スプートニクに魅せられ、ロケット作りに熱中した少年時代。
これは、後にNASAのエンジニアになった著者の自伝であり、映画『遠い空の向こうに』の原作でもある。
エピソードやキャラクターに多少変更が加えられ劇的にアレンジされた映画とは違い、こちらはじっくりと味わいたい人向きといえるかもしれない。読後の爽快感は、映画とはまた別種の感動を覚えるだろう。さらに続編(?)が待機中とのことで、これにも期待したいところである。
なお、巻末には著者と親交の厚い日本人宇宙飛行士・土井隆雄が一文を寄せている。作中に登場する記念のメダルを宇宙へ持って行ったのは、実はこの人なのである。