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「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」 ドナルド・F・グルート
投稿日 : 2001/07/26 22:23
投稿者 Excalibur
参照先
映画『帝国の逆襲』のノベライズで、これも竹書房より新訳で刊行。従来の徳間書店版では著者名がドナルド・F・「グラット」と誤表記されていたが、今回めでたく修正の運びとなった。
シナリオから削除されたり変更されたシーンがそのまま残っていた前作『新たなる希望』のノベライズとは違って、こちらでは実作品との大きな違いはない。映画を補完するよりも追体験するためのものだろう。
それよりもこの新訳版のポイントは、新たに書き下ろされたジョージ・ルーカスの序文にあるのではなかろうか? ここでは『スター・ウォーズ』が二組の3部作からなる六本の映画である、と明言されているのだ。えーっ?全九話じゃなかったのー?!てなものである。これが近年の公式発言ということで、エピソード7以降の製作を信じていたファンは、かなりの衝撃を受けたはず(実は私も・・・)。もっともルーカスのこと、今後どのように前言を撤回するかは知れたものではない。まだまだ希望は残っているはず!
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「帝国の逆襲」
投稿日 : 2002/06/05 22:12
投稿者 Excalibur
参照先
これまで5作(『エピソード2』含む)作られた『スター・ウォーズ』のうち、この作品だけ事前にノベライズを読んでいない。これは当時ハードカバーで出版されたノベライズを買うお金がなかったからで(それでも『新たなる希望』はハードカバーが出てすぐ購入しているけど)、だから初めて読んだのは『ジェダイの復讐』公開の頃に文庫化されてからである(余談だけれども他2作は角川書店からの発売だったが、何故かこれだけ徳間書店)。既に映画を見ていたせいかすんなりと読め、まだビデオのなかった時代に作品を追体験することが出来たのである。だが読みやすかったのはストーリーが頭に入っているからだけではなく、文章(というか構成)そのものにもあったように思う。場面展開が素早く、センテンスが短い。これが映像に比べて饒舌になりがちな小説のテンポアップを促し、結果読みやすい作品に仕上がったのだといえる。かといって単にシナリオの行間を埋めただけの薄っぺらなものでもないあたり、ファンあがりのプロ・ライターである著者の力量なのだろう。完成作品との大きな違いもなく、ノベライズとしては理想形か。
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