「霧のむこうのふしぎな町」 柏葉幸子
投稿日 | : 2001/09/03 21:55 |
投稿者 | : Excalibur |
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これ、『千と千尋の神隠し』の元ネタです。
実際、この<児童向けファンタジー>の映画化を考えていた時期もあったと、監督のインタビューにもありました。少なからず影響は受けているはずです。
物語は上杉リナという小学校6年生の女の子が、父親から夏休みを「霧の谷」で過ごすように勧められ、静岡から一人で東京、仙台と乗り継いで東北へ旅をするところから始まります。
うす暗い森の中で霧につつまれたリナは、ふと気付くと外国のような不思議な町に辿り着いていました。そこでリナを迎えたのは、いじわるそうなピコットばあさん。ピコットばあさんの屋敷は下宿屋であり、自分の手で生活費を稼ぐように言われます。リナはこの町で働くことになり、様々な不思議な人々と出会うことになっていくのです。
明かな相似点は、女の子が異世界で働くようになるということと、根っからの悪人ではなさそうなものの、いじわるなおばあさんが登場するということぐらいで、ストーリーそのものはまるで別物なのですが、どこがどうという説明はしにくいですが、どことなく雰囲気が似ています。ここまで読んでちょっとでも興味を持たれた方は、「子供向けだから」とバカにしないで手にとってみることをお奨めします。
また、小学生時代に読んだことがあるという人も多いかもしれませんね。
呼ばれて飛び出て
投稿日 | : 2001/09/15 00:12 |
投稿者 | : MIHO |
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エクスカリバーさんに、呼ばれたので来ました。
千尋は、御両親が迷って不思議な町にたどり着きますが リナは、父親から貰った傘に導かれて 不思議な街に入りこみます。
その際には、タイトル通り霧が流れてきて・・・。
リナとかかわる人達は、なにかしら 心の奥にしまい込んでいる問題を抱えています。リナが、働いて関わって行く事によって 解決していくのです。
「働かざるもの食うべからず」で、働き人々との関わりによってリナが成長していくところが似ていますね。
雑誌で、監督のお話を少し読んだのですが この本の面白さが理解できなくて
アニメにして動かせばわかるのかも?って思ったらしいです。
宮崎監督でも理解できないこの本の世界、あなたはその中に入っていけるでしょうか?