なんとなく題名は知っていたし、安彦良和のイラストも見たことがあったけれども、読み始めたキッカケは友人からのシツコイ勧めがあったればこそ。文庫が出てから一年以上経ってからだろう、多分。読み出したら今度はすっかり虜だから、影響されやすいというかなんというか・・・。
この本の特色は兎に角文章が読みやすいこと。センテンスが短いこともあってテンポもよく、随所にちりばめられたイラストも魅力的なので、ドンドン読める。ヴィジュアル世代向けの、大げさに言えば新しい時代向けの小説と言ってもいいだろう。
主人公は＜ラブリー・エンジェル＞というコードネームを持ちながらも、＜ダーティペア＞という悪名で通っているケイとユリという魅力的な女性二人組だが、文章が全てケイの一人称というのも成功の要因だろう。もっとも一人称の小説というのは、常に主人公が全て把握出来る立場にいないと成立しないわけで、作者の苦労は如何ばかりか。こうなると、今度はユリの一人称による「ダーティペア」のアナザー・バージョンも読んでみたいな、と思ったりして。

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いづれ両作品とも別項目立てるつもりです。
両シリーズの特色を出すために、だいぶ苦労されたようですしね。
あ、Ｆ２０さんがトピックスを新規作成して下さってもかまいませんよ(笑)。

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早速カキコでし
ダーティーペアシリーズ（以下ＤＰ）は全部読みました
（Flushバージョンは読んでませんけど...）

確かにケイの一人称が読みやすくしているのかもしれませんね
ユリの一人称は読んだことないですが、
ＤＰのアナザーバージョンはありますよ

クラッシャージョウ（以下ＣＪ）のアナザーバージョンですけどね
題名は覚えてませんが、ジョウの父親ダンを主人公にした奴です

クラッシャーダンとＤＰが協力して
ひと騒動起こすのですが、
ダンとユリがどうも結婚するのではないかという雰囲気を残していますね

設定にもジョウの母親がユリとかユリアとかなってるし

しかし、ＤＰもＣＪもおもしろいＳＦ小説ですな

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