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「ANNA/甲斐よしひろ全詩集」 甲斐よしひろ
投稿日 : 2002/01/12 23:28
投稿者 久保田r
参照先
昭和62年11月25日 (株)百夜書房

あの頃/No.1のバラード/悪魔に狂って/恋時雨/週末/バス通り/魔女の季節/放課後の並木道/アップル・パイ/思春期/ポップコーンをほおばって/東京の冷たい壁にもたれて/光と影/裏切りの街角/風が唄った日/狂った夜/かりそめのスウィング/昨日のように/絵日記/薔薇色の人生/らせん階段/黒い夏/新宿/テレフォン・ノイローゼ/東京の一夜/昨日鳴る鐘の音/男と女のいる鋪道/あの日からの便り/悪いうわさ/ゆきずりの風/ダニーボーイに耳をふさいで/最後の夜汽車/そばかすの天使/ブラッディ.マリー/この夜にさよなら/8日目の朝/氷のくちびる/円舞曲(ワルツ)/カーテン/ちんぴら/悲しき愛奴/からくり/翼あるもの/嵐の季節/二色の灯/シネマ・クラブ/LADY/HEROヒーローになる時、それは今/メモリー・グラス/三つ数えろ/感触(タッチ)/港からやってきた女/100万$ナイト/異邦人の夜(シスコ・ナイト)/特効薬/噂/熱狂/安奈/ビューティフル・エネルギー/荒馬/漂泊者(アウトロー)/一世紀前のセックス・シンボル/ダイヤル4を廻せ/スローなブギにしてくれ/聖夜/地下室のメロディー/街灯/マリーへの伝言/涙の十番街/天使(エンジェル)/離鐘の音/破れたハートを売り物に/ランデヴー/どっちみち俺のもの/ジャンキーズ・ロックン・ロール/陽の訪れのように/奴(ギャンブラー)/観覧車/冷たい愛情/暁の終列車/BLUE LETTER/ナイト・ウェイブ/ブライトン・ロック/無法者の愛/虜/呪縛の夜/フィンガー/荒野をくだって/GOLD/ボーイッシュ・ガール/シーズン/マッスル/ムーンライト・プリズナー/MIDNIGHT/危険な道連れ/SLEEPY CITY/胸いっぱいの愛/射程距離/野獣/冷血(コールド・ブラッド)/フェアリー(完全犯罪)/キラー・ストリート/ラヴ・マイナス・ゼロ/デッド・ライン/Try/悪夢/夜のスワニー/ハート/オクトーバー・ムーン/ALL DOWN THE LINE-25時の追跡/イエロー・キャブ/ブルー・シティ/電光石火BABY/クール・イブニング/レイン/夜にもつれて/モダン・ラブ/441 WEST 53rd ST.-エキセントリック・アベニュー/スロー・キス/
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甲斐よしひろのドラマの集大成
投稿日 : 2002/01/12 23:33
投稿者 久保田r
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 共作及び他のアーティストに提供した詩は、原則として削除した、甲斐よしひろさんの「詩集」です。
 タイトルでは「全詩集」となっていますが、甲斐さんは現在でもアーティスト活動を続けていらっしゃいますので、発売当時での全詩集ということになります。
 発売当時は、甲斐さんが長年ライフ・ワークとして続けて来た甲斐バンドが解散し、その後すぐにソロ活動に入られた時期で、ソロとしての活動を展開するかたわら、バンド活動の締めくくりをしていた時期でもあります。この本もその締めくくりの一環として、甲斐バンドのデビューから解散、ソロアルバム第一弾までの詩が集められて刊行されました。(この時期に刊行された本として、他に「稲妻日記」があります)
 デビューアルバムから順に収められています。タイトルを順に見て行くと、時代の変遷やその頃バンドが目指していた方向といったものが感じられて、タイトルを入力していて、実に感慨深いものがありました。私は、甲斐バンドのアルバムのほとんどをLPで持っていますので、タイトルからそのアルバムのジャケットがぱっと目に浮かんだり、そのアルバムを聴いていた当時のほろ苦い思い出を思い出したりして、いささかブルーな気分を味わいながら(笑)、タイトルを入力しました。
 甲斐さんの詩は、ドラマ性に富んだ詩が多いです。漫画家の萩尾望都さんが、甲斐さんの詩を読んで、「この一作で幾つものドラマが作れる」といったような事を仰られたことがあったんですが、この言葉に代表されるように、ドラマ性溢れた詩となっています。そのドラマ性溢れた詩は、時代や年齢を重ねる毎にハードボイルドの世界へと傾倒して行きます。エンジニア、ボブ・クリアマウンテンとの3部作、「虜」「GOLD」「ラブ・マイナス・ゼロ」の3枚のアルバムがその最たる証しで、中でも「ラブ・マイナス・ゼロ」に到っては、出版との連係で、アルバム名を冠したハードボイルド短編集を出版しています。
 私が甲斐バンドにはまった時期が、10代という多感な年代だった為か、胸に突き刺さる思いで甲斐バンドを聴いていました。辛いことがあって、一晩中甲斐バンドの曲を聴きながら泣き伏したこともあります。甲斐さんの詩にそんな思いを味わった方もきっといらっしゃるのではないでしょうか。この詩集は、甲斐さんが綴って来たドラマの数々が余すことなく詰められています。
 今は思い出となったあの頃に万感の思いを込めて、詩集の中からほんの一部を引用させていただいて、締めに致したいと思います。
 Midnight 男が泣いてる声が聞こえるか Midnight 真夜中に声も出さず泣いてる声が
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ちょっと細かい説明
投稿日 : 2002/01/12 23:32
投稿者 久保田r
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 この時点で、ということで、甲斐さんのソロアルバムの詩も含められているんですが、実はこのバンド解散後のファースト・ソロアルバムは、バンドにそぐわない楽曲をいつかソロとして発表しようということで、 バンドの解散が決まる前からこつこつと製作されていたもので、大森さんの耳の疾病という急を要する解散劇でなければ、バンド活動中にリリースされる予定のソロアルバムでした。ですので、リリース順に見ると、解散後に発売されたソロアルバムですので、外しても良いような感じもしなくもないんですが、厳密に言えば、バンド活動中に作り溜められていた曲で、尚且つ本来はバンド活動中にリリースするとして(要は、甲斐さんが若い頃に出された「翼あるもの」というソロアルバムのようなものとして)、その発売日まで一度は決まっていながら、急なバンド解散劇が起きたが故に発売日が延期になったという経緯のあるアルバムですので、この詩集に入っていて差しつかえのないアルバムです。(何とも長い説明だ…。ファンの方はもうご存知ですよね、このこと…)
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迷いましたが
投稿日 : 2002/01/12 23:31
投稿者 久保田r
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音に合わせた詩ですので、「本その他」への投稿にしようかとも思ったのですが、タイトルに「詩集」とあるように、中味が短編集に見合った物語性の濃い詩、及び作りとなっていますので、思い切ってこちらに投稿致しました。
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