＜薬師寺涼子の怪奇事件簿＞、通称＜ドラよけお涼＞シリーズも気がついてみると３作目。
光文社から出た分も含めれば４作目。１作目が出てから５年間で４冊だから、この作者にしては奇跡的なハイペース！(^^ゞ　それだけお気に入りなんだろう。
薬師寺涼子に泉田準一郎、室町由紀子に岸本明とレギュラー陣も勢揃い。今回の事件の舞台となるのは香港へ向かう豪華客船「クレオパトラ八世号」の船内。いわくつきの要人警護のためとはいえ、お涼さま御一行が乗り込んだからには勿論ただで済むわけもなし。奇怪な殺人事件が起こり、事態はあれよあれよという間にとんでもない方向へ。こういうのも＜ジェット・コースター・ノベル＞というのだろうなぁ。最後は当然＜ドラよけお涼＞力技の大団円！なのもお約束である。

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