新シリーズである＜ジェダイ・アカデミー・シリーズ＞３部作の幕開け。時代は『ジェダイの復讐』から七年後、『最後の指令』（スローン３部作のラスト）からは、コミック『ダーク・エンパイア』などを挟んで一年後という設定。ハン・ソロはチューバッカを伴い、新共和国の外交使節としてケッセル星へ赴き事件に巻き込まれ、ルークはジェダイ騎士団復興を目指し、候補者を探しだす旅に出、レイアはコルスカントにあって外交問題に頭を悩ませ、という具合に三者三様のドラマが展開する。もっとも序章ということもあってか舞台や新しいキャラクターの紹介が中心で、物語そのものの大きな進展はない。ガントリスやストリーンらルークが見出したジェダイ候補生たち、デス・スターの設計者である女性科学者キウイ・ズークス、かつてのモフ・ターキンの愛人で密命を帯びていた艦隊司令官・ダーラ提督、そしてケッセル星のスパイス鉱山で働かされていた強いフォースを持った少年キップ・デュロン、などなど今後の活躍が楽しみなキャラクターが多数登場し助走が始まったところなのである。

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