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「若井おさむ」
投稿日 : 2006/10/03 14:27
投稿者 久保田r
参照先
 1977年1月9日生 吉本興業所属
 「ガンダム」のアムロ・レイのモノマネコント芸人。

 「笑いの金メダル」というお笑い芸人ばかりをあつめたバラエティー番組で、「勝ち抜きワンミニッツショー!」というコーナーで見事5周勝ち抜いて賞金50万円を手にした。この賞金のプレゼンターには、実際のアムロの声の古谷徹が登場し、若井おさむと同じアムロのコスプレで二人並んで立っていた。このツーショットは濃かった。あの制服のカラーリングがアニメ向けの色合いでそのせいで濃いというのもあるが、二人とも同じような髪の色と顔立ちをしていたので、モノマネをしている若井おさむがよく研究しているのが見てとれた。彼は、アムロ・レイとその声を担当している古谷徹についてよく見ているのだろう。アニメのキャラクターに入れ込むとそれを演じている声優に行き着くというのはよくあるファン心理なので、彼はそれを自分の芸とするべく「好きこそ物の上手なれ」の精神でここまで来たのだと思う。

 彼の「ガンダム」ネタがここまで支持されているのは、ひとえにそういう時代であるとしか言い様がない。老若男女多くの人が「ガンダム」を知っている今の時代、これだけ”いじりやすい”キャラはそういないし、どんなシチュエーションでも当てはまってしまう「ガンダム」の”台詞”の数々は、多くの人が日常生活の中で呟いたことのある経験があると思う。しかし、それは日常生活の範囲を超えることは今まではなかった。たまにバラエティ番組で見るアニメのシーンのモノマネは、どこかしらマニアックな雰囲気があり、一般的に受け入れられることは少なかった。それを見事一般に受け入れられるようになったこの若井おさむのアムロ・レイは、「ガンダム」の国民的な知名度がいかに高いかということを証明している。多くの人が日常生活でふと口にしてしまう「ガンダム」という作品の浸透度。「ガンダム」を見て育った人が親となり、その親から生まれた子が「ガンダム」を見て育つ…という年代に達している今という時代だからこそ成り立っているのだと思う。彼がアムロのモノマネをしている最中の客席を見て、ほとんどの人が笑っているのを見て率直に驚いて感動した。今までのアニメのモノマネコントは、これほど一般的な笑いを誘いはしなかったように思う。モノマネするシーンによっては分かってもらえないことがあり、やはりマニアックな雰囲気があった。単なるアニメのモノマネだけでは、笑いを得るというレベルには達しないのがこれまでであった。だが、若井おさむはアニメのモノマネと笑いを結びつけて見事5周勝ち抜きという快挙を成し遂げた。この結果には、それなりの評価があって良いと思う。しかし、大事なのはこれからなのだろう。今後のネタの完成度によっては、「ガンダム」に頼りきっていると厳しい意見が出るのも必至。せっかくここまでアムロのモノマネで身を立てて来たのだから、これからも熟練度を高めてがんばって欲しいと思う。
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