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「尾崎南」
投稿日 : 2000/12/01 00:59
投稿者 久保田r
参照先
漫画家。
週間少女マーガレットにて不定期(?)連載中の「BRONZE」(絶愛シリーズ)が代表作。自分の作品を同人誌に描いて、コミケにも参加。他にも自らがヴォーカルを務めてライブを行うなど、多方面で活躍。 絶大なる人気漫画家。

私が「絶愛」を初めて読んだのは、今から10年ほど前になります。バイト先の休憩所に置いてあった「週マ」を、当時は私は少女向け雑誌への興味が薄れていましたので、他に読むものもないということで、パラパラと捲っているうちに、”あ。これ面白そう”ということで目に止まったのでした。
しかし、”面白そう”というのは私の認識違いでして、「絶愛」にハマってそれまで出ていた単行本を全て読んだ後、私の認識は改まりました。とても痛い作品なのです。ここは人物のページですので、細かくは触れませんが、主人公の一人、泉の生い立ちは不幸な血に彩られていますし、泉を死ぬほどに愛している晃司もまた複雑な家庭環境で育っている。そんな彼らが命がけの愛を貫こうとする過程は、読んでいる者に非常に強く訴えかけるものがあります。
「絶愛」「BRONZE」を描くことは、心身をすり減らす作業のような気が致します。尾崎さんがこの作品と真摯に向き合っている姿が作品を通して見えている。そんな気が致します。
尾崎さんの描く世界に魅せられ、ストーリーに惹かれ、絵に引込まれました。商業誌に於いて多作な方ではありませんが、この「絶愛」「BRONZE」は、尾崎さんの思いを表すに素晴らしい作品であると思っています。現在「BRONZE」は最終章に入っています。最後まで、尾崎さんの思いがぎっしりと詰まった作品であるよう、私は切に祈っています。
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