「GANKUTSU OH」
投稿日 | : 2001/12/16 21:12 |
投稿者 | : Excalibur |
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原作はアレクサンドル・デュマの『モンテ・クリスト伯』。
だから見に行こう、と思ったわけではなかった。
その時はまだ、『三銃士』は知っていても『巌窟王』がどんなお話なのか、ほとんど知らなかったからだ。
その少し前、ひょんなことからミュージカルの舞台を初めて本格的に見、
その空間にどっぷりと浸ってしまったそんな時、
だからどんな芝居でも良かったわけでは決してなかったのだが、この芝居を知った。
製作がフジテレビだったからブラウン管の告知で知ったのか、
はたまた情報誌のページから見つけたのかはもう定かではないが、
確かその瞬間に「これだ」と飛びついたはず。
主演は萩原流行。彼が歌って踊れるミュージカル・スターだと知る人は少なかろう。
その意外性も良かった。そして音楽は宮川彬良。かの宮川泰のご子息である。
この二つが決めてだった。
初めて行った青山劇場。その広さに圧倒された。生で芝居を見るとはこういうことか、と思った。
そして開幕。開巻、生演奏でダイナミックな主題が聴かれる。そして――
私は聞いた 天の声を 思うままに果せ 復讐
力強い萩原流行の歌声。これだけですっかりと物語の虜になってしまった。
萩原は二役。作家アレクサンドル・デュマと、デュマが構想中の新作戯曲の主人公モンテ・クリスト伯。
他の役者も皆同様。そう、舞台は現実世界のデュマをとりまく人々の物語と、
その中で語られる『巌窟王』の物語が密接に絡み合いながら進行してゆく。
デュマをはじめとする現実の人物と、劇中劇の登場人物たちは表裏一体。
密接に絡み合いながら、やがてどちらがどうと言えない世界へ、
時間と空間を飛び越え融合して――終わる。
『巌窟王』の物語そのものの面白さもさることながら、活き活きと描かれるデュマ、
そして彼をとりまく人々。その二重構造の妙。
これが舞台なんだと、そう思った。
以降、開局間もないWOWOWが、舞台中継をすると聞いて即座に加入し、
ビデオが出たと知ってそれを入手し。
繰り返し見、繰り返し聴き、
ビデオからテープに落とし、ヘッドフォン・ステレオで何度も何度も音楽を聴いた。
改めて作曲家・宮川彬良の力量を知った。
あれから10年以上。
いまだに殆どのメロディーをそらで口ずさめる自分がいる――。
Re: 「GANKUTSU OH」
投稿日 | : 2006/09/21 02:52 |
投稿者 | : 壌さんファン |
参照先 | : |
私も大好きでした〜〜。
ビデオで観たんですけどね。
何度も何度も観て、擦り切れちゃって今はもうありません。
記憶の中だけです。
でも歌詞とメロディは憶えてますよ!
♪街はオペラ パリはオペラ
ーーーー 泣き笑い
文無しは惨めなもんさ
パンひとつに泣く
望みがない
夢も見えない
オペラ座なんて 雲の上さ
でも巷には今日も ーーーーーのドラマ
薄い氷の向こう岸
全ては愛 愛ゆえに
失われた愛よ とわによみがえれ
♪私の愛を奪いーー
♪なんていうのはかわいそう
孤独なお仕事つらいのね
夜更け人が寝静まる頃
汗を流すのおんなじね
お互い切ない稼業だわ
私はカラダを あなたは魂を
切り売り
あああ ベッドか机があればいい
元手要らずの楽な商売と
ヒトは言うけど ヒトが言うほど
楽じゃない 楽じゃない
♪追い込め 詰め込め 絞り込め
無駄はカットしろ
貴族 金持ち 貧乏人
老いも若きも 男も女も
誰もがお気に入り 大当たりーーー
♪今日私は 厳しい裁きをーーーー
行い澄まして生きるのだーーー
♪あの人は知っている 私の罪を
あの人は言っている 私に去れと この世から
やっぱりうろ覚えでしたm(_ _)m
好き勝手書いてすみません
でもホント青春でしたねーー
「人はもっとやさしくなれる」(副題)