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「宇宙戦艦ヤマト/完結編」
投稿日 : 2004/06/01 22:27
投稿者 久保田r
参照先
 「完結編」の音楽は、コロムビアと徳間ジャパンからそれぞれアルバムが発売されていて、総合すると、これまでの作品よりずっとアルバムの数が多く、必然と楽曲も多く、この曲が一押しというのは、なかなか決め難いのですが、敢えて選ぶとすれば、インパクトのあった最初のアルバム『ファイナルへ向けての序曲』に入っている「水の惑星アクエリアスとクイーン・オブ・アクエリアス」をお薦めします。

 「水の惑星アクエリアス〜」は、神秘的な惑星の美しさと、儚さと、そこに一度は灯った筈の生命の行く末を切なく表現していて、心静かに聴くことが出来る美しい曲です。作曲は、この人以外にはない、宮川泰氏。ピアノは、羽田健太郎氏が、クイーン・オブ・アクエリアスの主題を切なく奏でています。

 「完結編」で次いで推すのは、「抜けるヤマト」。
 迫力で押す楽曲ではなく、緊張と緊張の橋渡しをするような曲で、一つの戦いを終えた後のほんの少しの安堵感と、次なる戦いへ向けて緊張に包まれるクルーの気持ちをよく表しています。幕間のこの曲は、静かにその存在をアピールし、「完結編」全体のヤマトの緊張感を表しています。作曲は、羽田健太郎氏。

 「完結編」の音楽は、シリーズ初の二人の作曲者によって作られましたので、曲数も然る事ながら、質も思い入れも濃い音楽となっています。
 「完結編」の音楽は、「深み」です。この「深み」をぜひ感じて下さい。
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