1990年3月21日　東芝EMI(株)

（1）スウィート・スムース・ステイトメント
　　　Produced by 松下誠　甲斐よしひろ
（2）ナイト・ウェイブ〜破れたハートを売り物に(LIVE)
　　　1988.12.28　サウンドコロシアムMZA有明にて
（3）かりそめのスウィング(LIVE)
　　　1989.12.20　マイカル本牧アポロシアターにて

All Song Written by 甲斐よしひろ

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キャリアの長いアーティストのシングルを買っていますと、時折こういった試験的めいたシングルに出会います。そういう意味では、私にとっては、これが一番好きなシングルかも知れません。
この頃の甲斐さんは、バンド解散後のソロ活動をしていて、印象としては表面的には割と大人しめな音楽表現の時期でした。甲斐さん本人も後にインタビューで「あの頃(ソロ活動)は、年に1枚はアルバムを出すから、ちょっとそっとしといて、という感じだった」と、語っています。
ですが、LIVE活動は様々な試みを取り入れては行われていて、2曲目の『ナイト・ウェイブ〜破れたハートを売り物に(LIVE)』の時は、約1週間ほど続けてサウンドコロシアムMZA有明にて行われたと記憶しています。このLIVEには、私はお金と時間の許す限り見に行っていて、行く度に若干の構成が違っていて、今日はどの曲を演るのだろう、と、ワクワクしながら通ったものでした。この曲の演奏については、私は一度しかお目にかかれなかったんですが、聴いた時は凄い感動しました。そこで、このLIVE演奏が何とかCDにならないものだろうか、と、心待ちにしていて、出るとしたらLIVEアルバムだろう、と思っていましたら、何故かCDシングルのカップリング曲に・・・。飛びつくようにしてこのシングルを買いました。
順番が逆になりましたが、1曲目の『スウィート・スムース・ステイトメント』は、ソロ活動中のシングル曲の中では最も私の好きな曲です。甲斐さんの奥さんも「この曲は良い」、と言っていたそうで、本人はそれに対して「良い曲なんだけど、サビがちょっと長いんだよね」と、これも後のインタビューで語っています。
このシングルの思い出はまだ他にもあるんですが、その内の一つに、発売日の頃にフジTVのお昼の番組「笑って○○とも」に甲斐さんがテレフォンショッキングのゲストで出ていて、司会のタモリさんにこのシングルをプレゼントしていたのを覚えています。

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