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「今日という日は」佐々木功
投稿日 : 2001/12/28 23:34
投稿者 梶原正義
参照先
映画「走れクラウス」より

No.10-TOPIC - 2001/12/28 (金) 23:13:50

作詩:岩谷時子/作曲:いずみたく
SLをテーマにした映画「走れクラウス」の主題歌であるが、映画についてのデータがほとんどないし、個人的にも見たことがないので分かりません。
映画のためだけに主題歌が作られ、しかもそれを佐々木功氏が歌うというのも、タイアップ当たり前の今からすれば随分異色に映る。
曲も、スタッフをみればまさに普通の叙情的な歌謡曲である。女性コーラスもいかにもスタジオミュージシャン的でこの辺もいかにも歌謡曲。
ささきいさお氏のボーカルがいつもながらに安定している点は救いである。地味ながらも実力を感じさせる。ささきいさお氏を生かすも殺すも楽曲とアレンジ次第である。
どんな素材でも表現力で自分流に染め直してしまうということが持ち味の歌手ではないのだから、やはり佐々木氏の声と味わいを引き出せる作曲者とアレンジャーが必要だ。逆に言えば、ソングライターの作る歌ならどんなに難しい歌でも彼らが要望する通りに歌いこなして見せることができるのが佐々木功氏の底力である。かつてかの「ウルトラセブン」の音楽を担当した冬木透氏が佐々木功氏を日本で一番歌がうまい歌手と評したことがあるそうだが、それはまさにそういう意味での佐々木氏への最大級の賛辞だと言えるだろう。残念ながら歌謡曲のみならずアニソンでもそうした"作り込んだ"職人的楽曲が脚光を浴びなくなってしまった時代に変化してしまったのが悔やまれるが(お笑いもそうだよねぇ)。
偶然にも、B面は杉並児童合唱団の歌う「みえないSL」。杉並児童合唱団とSLがテーマの歌・・・佐々木氏の更なる傑作の誕生はもうすぐである。
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