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「レクイエム」佐々木功
投稿日 : 2001/12/31 23:44
投稿者 梶原正義
参照先
作詩:佐藤純弥/作・編曲:菊池俊輔
かの土曜9時のお楽しみ『Gメン'75』のエンディング曲で、有名なOPの「Gメンのテーマ」にメイン監督であった佐藤純弥氏が歌詞をつけたものである。
佐々木氏は当時俳優として『Gメン'75』に何度かゲスト出演している(何故か悪役・犯人役が多かった^^;)が、EDを担当することになったのは純粋にオーディションに合格したためだそうだ。
なお、Gメンと言えば陽炎の立つ滑走路を歩くOPシーンが有名だが、メンバーが一人でも変わると以前の映像が使用できなくなるので、その度に撮り直したそうだ。それを機会にテーマ曲が更新され、当該エンディングもその一つである。
スキャットは川島和子、 コーラスはフィーリングフリーとロイヤルナイツという「ヤマト」を中心としたささきいさお氏お馴染みのメンツである。
およそ商業音楽の世界では、先にインストの曲が有名になってしまうと、後からボーカルバージョンが出てもイメージが先行してしまい不評を買うことも多い。特に歌詞の内容が、それまで各人が得たイメージを壊してしまうことや、ボーカルを妨げないようにあえて演奏のアレンジを控え目にすることによる音のショボさが原因である。
その点、作詩をメイン監督の佐藤純弥氏が行っているだけにイメージを壊すことなく仕上がっている。強いて言えば、何故Gメンが文語調なのかは疑問であるが・・・。GメンのEDというとアダルトな女性ジャズ系歌手というイメージが個人的にはあるのだが、ささきいさお氏も珍しくアダルトに歌っている。ガッチャマンでジョーの心情を歌い上げて来た経験がここでも役立っているようだ。他の男性ジャズ系/ムード歌手が歌わなくて正解だっただろう。過度に洒脱な感じは、この番組には似合わない。多少固い感じもあるが、艶のある低音を活かした氏の味は出ている。
なお、この歌も近年ジャズバージョンで再録された。それだけ氏の思い入れも深いのだろうし、年月を重ねた氏のまさに熟したボーカルは別の味わいがある。
個人的には、川島和子さんのスキャットだけのインストバージョンも聴いてみたい。
この手のアダルトな楽曲でも川島和子さんのスキャットはやはり格別である。
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