斉藤由貴のセカンド・シングル。
と同時に、彼女が主演したＴＶドラマ『スケバン刑事』の主題歌である。
もっとも『スケバン刑事』は２作目以降の方が知名度・インパクトともに強いので、案外知られていないのかも知れない。このレコードにしたところで、デビュー曲の「卒業」とどちらが売れたのやら。
第１話から最終回まで毎回エンディングに流れたこの曲は、最初から主題歌として作られたわけではないだろう。レコードジャケットを見ても、どこにも『スケバン刑事』の文字はない。セカンド・シングルのリリースと番組スタートの時期が重なったために主題歌として起用されたか、あるいはシングル候補曲のストックの中からそれっぽいイメージの曲を選んだか、どちらかだろう。
ただ玉置浩二の書いたメロディーは少女の孤独感を表現しているので、結果的には番組と合っていたのかな。最終回、これまでの回想シーンをバックに流れた時は主題歌らしい風格を感じさせてくれた。

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