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オールナイトニッポン特別番組 4時間生放送ドラマ「未来少年コナン」
投稿日 : 2005/08/14 21:46
投稿者 Excalibur
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ニッポン放送の「オールナイトニッポン」名物<4時間生ドラマ>の第6弾として放送されたのが、この『未来少年コナン』。<4時間生ドラマ>というとアニメ関連の特番という印象を持っている人も多いだろうけれど、ここまでの6作品中で純粋にアニメ関連なのは子の『コナン』と、それ以前に放送された『宇宙戦艦ヤマト』『さらば宇宙戦艦ヤマト』の計3作品、半分だけだ。アニメ専科になるのはこれ以降のことである。
司会進行はニッポン放送のはた金次郎アナと、主題歌を歌った研ナオコ(第一部のみ)。さらにパーソナリティーに”アニメおじさん”として日本アニメーション社長の本橋浩一を迎えるという布陣。他に劇場版の音楽を担当した藤家虹二もゲスト参加。
ドラマの合間には出演者へのインタビューあり、聴取者と声優や”アニメおじさん”とのお喋りコーナーあり、というのもお馴染みの構成。他に電話による即席の(?)アマチュア声優コンテストなどもあったが、こういう企画、本職のプロの方々はどう思ったのだろうか。実際のドラマの方にも入賞者が参加していたし、それ以降もこの手のイベントは続き、中にはプロになった方もいるものの、当時から子供心にもプロに対して失礼な行為だなという思いは拭い去れなかった。
ドラマは小林恭二をナレーションに起用。戦争終結後の”のこされ島”から始まり、コナンの成長、ラナとの出会い、ダイスやモンスリーの登場からラナの誘拐、お爺の死、旅立ち、ジムシーと友情を育み、インダストリア、ハイハーバー、そしてもう一度インダストリアという具合に進み、TVドラマ版とも劇場版とも違う独自の展開を見せる。劇場版では割愛されたギガントも登場するが、ラオ博士は劇場版同様に生き残って最後は旅に立つ。その内容はファンには賛否あるだろうけれども、その時点まで『コナン』を見たことがなく、詳しい物語を知らなかった自分は少なくても素直に面白いと思ったし、それじゃあ劇場版も見に行ってみようかなという気にはなった。個人的には劇場版よりも感動的というか、上手く出来ているというのが映画を見終わったあとの感想でもあったが。しかしながら、本来は劇場版公開の宣伝番組のはずなのに、結果としてここまで内容が違うのは不可思議でもある。
しかし閉口したのは司会者の一人である研ナオコの存在。主題歌を歌ったとはいえ『コナン』に関しては全くの門外漢。アニメーション全般に関してもそうで、トンチンカンな発言が多く、なまじ声が大きいだけに非常に煩い。滑舌も悪く聴きにくいこと甚だしい。スケジュールの都合ということで前半のみで退場してくれたのがせめてもの救いだ。

ドラマ出演は小原乃梨子、信沢三恵子、永井一郎、山内雅人、家弓家正、青木和代、吉田理保子、雨森雅司、若本紀昭、神山卓三、増岡弘、池田勝ら。演出は上野修。

1979/8/31 fri 1:00〜5:00
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