「スペース・ファンタジー エメラルダス」
投稿日 | : 2002/03/10 20:05 |
投稿者 | : Excalibur |
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文化放送「セイ・ヤング」内で放送されたラジオドラマをまとめたもの。
この作品でエメラルダスを演じた田島令子を原作者はいたくお気に入り。後に劇場用『銀河鉄道999』でエメラルダスが映像化される際にも、これまでアニメのアテレコは未経験だった彼女を直々に指名している(もっともTV版『999』がスタートする時にはメーテル役に推していたようだが)。
ストーリーも、ラジオドラマということもあってかエメラルダスのモノローグを多用し、原作をうまく消化している。ただ、エメラルダスの最愛の人を演じたささきいさおだが、これは明かなミスキャスト。「セイ・ヤング」のパーソナリティーだった関係での起用だろうが、これは当然トチローなわけで違和感ありすぎ。勿論このラジオドラマに限って言えば辛うじてセーフではあるのだが。
音楽担当は横山菁児で、時期的に言えばTV『宇宙海賊キャプテンハーロック』に先んじて<松本ユニバース>への初挑戦。後のOVA版のテーマ(作曲:大島ミチル)も捨て難いが、この川島かず子のスキャットを伴ったテーマ曲も、なかなか雰囲気である。
なお劇中ではエメラルダスの乗る艦は<エメラルダス・クィーン号>と呼称されているが、これは権利関係の問題か、脚本のミスか、はたまた設定の不統一なのだろうか。
ライナーノーツから
投稿日 | : 2002/04/05 23:31 |
投稿者 | : Excalibur |
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『宇宙戦艦ヤマト』から松本零士に入った私。
『宇宙海賊キャプテンハーロック』にはスンナリ入っていけたものの、それ以外の作品にはかなり拒否反応があった(実は今でも・・・?)。
例えば『銀河鉄道999』。
友人からの強い薦めがあったのだけど、主人公(鉄郎のことね)があんなデザイン(爆)というだけで、もうダメ。これが台羽クンみたいな2枚目の男の子だったら、多分何の問題もなかったろうけど(苦笑)、ギャグマンガじゃないんだし、「主人公=美系」が当然という価値観があるので、どーしても受け付けられず。
そんな時に件の友人から借りたのがこのLP。エメラルダスというキャラクターは、『ハーロック』にゲストで出ていたので素直に借りたのだが、大きな影響を受けたのはこのLPのライナーノーツだった。
ここに寄せられていた原作者のコメントによって、初めて私は『ハーロック』『エメラルダス』それに『999』の3作が密接な関係を持っていることを知ったのだ。
それからは心を入れ替えて(というか、ハッキリ言って仕方なく)『999』も読むようになったわけで、この時にこのライナーノーツの一文に触れていなかったら、おそらく松本ユニバースそのものには興味を持たずに終わるか、少なくても興味を持つのがかなり遅くなっていたと思う。丁度『999』にもエメラルダスがゲスト出演を果していた時期だったし。
そんなわけで、結構大事なLPなのである。
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