１．サミットファンファーレ　　　　　　　　　　　　　　２．サミットマーチ
３．ギララの動機〜大破壊〜　　　　　　　　　　　　　　４．ギララが来た！（メインテーマ）
５．ギララを倒せ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　６．防衛軍出撃せよ〜ギララ殲滅作戦：日本
７．荒野はギララの棺桶だ！〜ギララ殲滅作戦：イタリア　８．ソルコジより愛を込めて
９．ギララ暗殺指令〜ギララ殲滅作戦：ロシア　　　　　　１０．運命突破せよ〜ギララ殲滅作戦：ドイツ
１１．野ばら　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１２．タケ魔人の秘密
１３．英国は誰のために〜ギララ殲滅作戦：イギリス　　　１４．果て無き逆襲
１５．大地の祈り　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１６．大災厄５秒前
１７．タケ魔人　翔ける　　　　　　　　　　　　　　　　１８．燃えよ栄光
１９．神を見た

作曲・編曲：福田裕彦

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松竹唯一の怪獣映画『宇宙怪獣ギララ』。
怪獣ブームの真っ只中に登場しながら、その中に埋没してしまった憐れな作品だが、ゴジラやガメラに負けてはならずと、遂に復活！
・・・時機は随分と外してしまっているが・・・・・・。

で、題名こそギララの「逆襲」となっているものの、この作品は「続編」ではない。変則的なリメイクというか、原典に対するパロディというか。
まぁ監督が監督なだけに、それは避けられないところだが、凄いのは「音楽」。
流石というか、当然というべきか、見事に怪獣映画音楽のパロディになっているのだ。
あ、今は「オマージュを捧げる」という便利な表現もあったっけ。けっして「パクリ」とか「盗作」とか言ってはいけないのだな・・・。

「怪獣映画」の「音楽」となれば、当然その原点は「伊福部昭」！
ということでのっけから「伊福部（風の）マーチ」が炸裂！
ただそれだけではなく、隠し味どころではなくこってりと、初期ウルトラシリーズの音楽を手掛けた二人の巨匠――『ウルトラＱ』『ウルトラマン』の宮内國郎と『ウルトラセブン』の冬木透――のソースが塗りたくられているのだ。
他にも『サンダーバード』や『００７』シリーズのテイストあり、クラシックの引用あり、とやりたい放題。
ホント、知ってる人は大爆笑するか、呆れるか、怒り出すか、そのどれかだろうなあ。

でもこうなると、渡辺宙明や菊地俊輔テイスト満載の等身大ヒーロー物や、巨大ロボットアニメのパロディ作品なんかも聴いてみたくなってくる。

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