2006年3月8日　ビクターエンタテインメント

（1）どすこい軍曹
　　　スモウ小隊
（2）ナムルの純真
　　　More Peach Summer Snow
（3）いろのいろいろ
　　　鈴木さえ子
（4）ありそでなさそなギリギリのブルース
　　　ギロロ (中田譲治) & 夏美 (斎藤千和)
（5）556 燃える愛のテーマ
　　　556 (檜山修之) & ラビー (金田朋子)
（6）ガブリンコかじり隊
　　　More Peach Summer Snow
（7）石ころの星
　　　冬樹 (川上とも子) & ケロロ (渡辺久美子)
（8）ケローリー・ナイト
　　　ケロロ聖歌隊
（9）ケロッ! とマーチ (小隊Ver.)
　　　ケロロ小隊

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　「ケロロ軍曹」第2シーズンに発表された主題歌、挿入歌、キャラクター・ソングを（ほぼ）全収録したアルバム。既発表曲6曲＋新曲3曲。メイン・キャラクターの声優らが勢揃いしている豪華ボーカルソング集。

　「1」（レビュー→http://chaos-i.com/review/soundtrack/patio.cgi?read=148&ukey=0）と比べると、アルバム自体のインパクトさはやや薄い印象があるが、中味自体はアニメの内容に即していて愉快に楽しめる歌ばかり。というか、もしかすると「2」の方が音楽的なクォリティは高いかも知れない。どの曲も世界観がきちんと成立しているばかりか、どの声優さんも歌が上手く、微妙なパロディが盛り込まれている歌詞とメロディのセンスがとにかく最高。アニメを見ている子供にもその親にも楽しめる音楽作りとなっている。

　（1）「どすこい軍曹」は、歌詞はケロロ小隊メンバーの掛け合いコントなのだが、音楽がとても格好良い。ギターのうねりとメンバーのハーモニーが息が合っていてピッタリ。（2）「ナムルの純真」（6）「ガブリンコかじり隊」を歌うMore Peach Summer Snowは、女性キャラのモア、桃華、夏美、小雪らが歌うユニットのこと。「1」でも「パワードスーツを脱がさないで」という微妙なツボをついた可愛らしい歌を歌っていたが、「2」でも彼女たちの可愛いらしい歌声は健在。ダンス☆マンがプロデュースした「ナムルの純真」が高い評価を得ているが、私的には「ガブリンコかじり隊」が好み。和の音色の琴の音とメロディーがまさにツボをついていて、懐かしいような新しいような不思議な感覚の曲。ブギウギやグループサウンズといった懐かし系の音楽を知っていると楽しめると思う。

　（4）「ありそでなさそなギリギリのブルース」は、ギロロと夏美のデュエット。歌詞がありそでなさそなギリギリな内容となっていてくすぐったい。歌の終わりは、「1」の「ギロロの一番長い日」と同様「夏美ーっ！」を叫んでいる。（5）「556 燃える愛のテーマ」は、556（コゴロー）のキャラクター・ソング。歌でもアニメと同じく暑苦しく、合間に入るラビーの声が癒し的存在。気に入ったフレーズは、「食パンの耳サイコー！」（笑）。（7）「石ころの星」は、冬樹とケロロのデュエット。ほのぼのとした歌詞で、冬樹とケロロの仲良し振りが分かる。

　（9）「ケロッ! とマーチ (小隊Ver.)」は、角田信朗＆いはたじゅりが歌った最初の主題歌「ケロッ! とマーチ」の小隊バージョン。ケロロ小隊が歌っており、オリジナルよりも「ケロロ軍曹」らしい仕上がりとなっている。

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