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「不滅の宇宙戦艦ヤマト ニュー・ディスコ・アレンジ」(YAMATO SOUND ALMANAC 1978-IV)
投稿日 : 2000/12/10 22:44
投稿者 Excalibur
参照先
    A                  
1.「宇宙戦艦ヤマト」メイン・テーマ
2.白色彗星
3.真赤なスカーフ
4.イスカンダル
5.テレサのためいき
6.想人(おもいびと)
 
    B
1.アンドロメダ
2.襲撃のテーマ
3.好敵手
4.デスラーのテーマ
5.雪の最期
6.大いなる愛

作曲・編曲・指揮:宮川泰
演奏:ヤマト・ディスコティック・オーケストラ
プロデューサー:西崎義展

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Re: 「不滅の宇宙戦艦ヤマト ニュー・ディスコ・アレンジ」(YAMATO SOUND ALMANAC 1978-IV)
投稿日 : 2012/11/07 16:56
投稿者 久保田r
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 オリジナルは1978年にポリドールより発売。「ヤマト」の音楽のほとんどは日本コロムビアより発売されているため、「ディスコ・アレンジ」というスタイルから見ても異色の存在のアルバム。手掛けたのは西崎義展プロデューサーと音楽担当の宮川泰氏で、当時のディスコブームに乗って作られた逸品。30数余年の年月を経てこの度、日本コロムビアより「YAMATO SOUND ALMANAC」シリーズの一環として初CD化、発売された。

 収録楽曲は、『PART 1』〜『さらば宇宙戦艦ヤマト』までの音楽をディスコ・アレンジしたもので、一部が『2』の劇中でBGMとして使用された(テレザート星爆発の回など)。劇中使用されたという点では、後年作られたアレンジ・アルバムと比べると画期的且つかなりの力の入ったアルバムと言える。

 私は、このアルバムの存在を大人になってから知った。大人になるまでこのようなアルバムの情報に触れる機会がなく(今のようにインターネットが無い時代だったため)、知ってからも「ヤマト」の音楽とディスコ・サウンドがイメージとして結びつかず、本当にそのようなアルバムがあるのだろうかと疑っていたのも事実。作品の『2』は、小学生の頃に再放送等で繰り返し見ていたが、そういう音楽については記憶になく(何しろ子供の記憶力だし)、大人になってから改めて鑑賞して確かに使われていることに気づき、驚きと戸惑いに包まれた。そしてインターネットで全曲を聴く機会があり、その時にようやく自分の中でこのアルバムの存在を受け入れたという次第。

 何と言っても元々が劇中使用のために作られている音楽なので、それをディスコ・アレンジするという試み自体が何とも奇妙な心持ちであるのだけど、作品と切り離して音楽だけを考えてみた場合に確かに音楽は自由な立場であるかも知れないので、考えようによってはこういったアレンジもあり得るのかも知れない。だけど、そういう音楽が巡り巡って戻って来て劇中で使用されるとなると、それはちょっとミスマッチなのでは…と感じるわけで、はたして実際に使われたシーンを見てみると、やはり「ヤマト」らしからぬ音楽の使い方だなぁ…というのが私の感じる正直な感想。しかし、こういった試みを経て劇中音楽が確立されていくのであろうから、これはこれで「ヤマト」の歴史の中で貴重な過程であったように思う。

 ということで、作品と結びつけるとどうにもそぐわぬ感のあるサウンドであるのだけれども、切り離して純粋に音楽を楽しむという点では、なかなかに巧みなアレンジが堪能できるアルバムとなっている。大きな特徴は、曲のイメージをほぼそのまま活かしたアレンジとなっている点で、こういったコンセプトのアルバムでは時として大胆に曲を解体してアレンジするということがままあるが、そういった複雑な構成がないため、まっすぐにディスコ・アレンジを楽しめるサウンドとなっている。また、宮川泰氏はポップス界の巨匠として長年培って来たキャリアがあるので、ディスコ・アレンジといえども、こういうポップスなノリは十八番とするところ。楽曲によってはアレンジに苦労された曲もおありのようだが、ノリの良いアレンジとバラードとがバランスよく配置されているまさに逸品と言えるアルバム。
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是非CDとして再販を!
投稿日 : 2000/12/10 22:45
投稿者 Excalibur
参照先
アルバムタイトルは「YAMATO/I adore the eternity of LOVE」。コピーに「ニュー・ディスコ・アレンジ」とあるので、人呼んで「ディスコ・ヤマト」。折りからのディスコブームに乗っかって、ヤマトサウンドをディスコアレンジしようという試みだったが、先行する交響組曲版と違って違和感の方が強かったというのが率直な感想。
『さらば宇宙戦艦ヤマト』でテレサの描写に使われたメロディーや、雪が息をひきとるシーンに流れたメロディーが「音楽集」には収録されておらず、このLPでしか聴くことが出来ないという事実が価値を高めたとも言える。また、何曲かはTVシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2』にも流用されているが、画面との融合性、密着性はお世辞にも高いとは言えなかった。
尚、LP発売前にラジオ番組で紹介された時は、メイン・テーマが別テイクであった。「こちらの方がいいから」というのがプロデューサーの談だったが、変更の詳細は不明。
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