１．ハリー・ポッターと賢者の石より
　　　ヘドウィグス・テーマ（ジョン・ウィリアムズ）
２．パール・ハーバーより
　　　ハート・オブ・ザ・ボランティア（ハンス・ジマー）
３．ハムナプトラより
　　　サンド・ボルケーノ―ラブ・テーマ（ジェリー・ゴールドスミス）
４．Ｅ．Ｔ．より
　　　フライング・テーマ（ジョン・ウィリアムズ）
５．ギャラクシー・クエストより
　　　組曲（デヴィッド・ニューマン）
６．グリーン・デスティニーより
　　　メイン・タイトル―エターナル・ヴォウ（タン・ドゥン）
７．グラディエーターより
　　　組曲（ハンス・ジマー）
８．マトリックスより
　　　エニシング・イズ・ポッシブル（ドン・デイヴィス）
９．Ａ．Ｉ．−ＡＲＴＩＦＩＣＩＡＬ　ＩＮＴＥＬＬＩＧＥＮＣＥより
　　　ホェア・ドリームス・アー・ボーン（ジョン・ウィリアムズ）
10．ハムナプトラ２より
　　　メイン・テーマズ（アラン・シルベストリ）
11．ロード・オブ・ザ・リングより
　　　ザ・フェロー・シップ（ハワード・ショア）

指揮：ニック・レイン
演奏：シティ・オブ・プラハ・フィルハーモニック・オーケストラ

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ジャケットには「ｇｍｈ」の文字。最近のヒット作品の音楽を集めたコンピレーション・アルバム。故意か偶然かＳＦ・ファンタジー系統のアクション物が中心で、殊に『ハリー・ポッター』と『ロード・オブ・ザ・リング』という２大ファンタジー大作の音楽が一枚で聴けるのは、今のところこれだけ。ついでに言うなら、作曲家が交代した『ハムナプトラ』シリーズの音楽を両方楽しめるのもこれだけ。他にもジェリー・ゴールドスミスとジョン・ウィリアムズの両巨頭をはじめ、ハンス・ジマーやハワード・ショア、アラン・シルベストリ、更にはデヴィッド・ニューマンら人気作曲家の共演も嬉しい（意外や、あの多作のジェームズ・ホーナーが一曲も選ばれていない・・・）。
オリジナル・サントラではなくカヴァー・アルバムだが、オリジナル・スコアを元にニック・レインの指揮でシティ・オブ・プラハ・フィルハーモニックが演奏しているので、カヴァー特有の「軽さ」はない。また独自の解釈やアレンジも施されているので、サントラと聴き比べてみるのも一興だろう。重厚さという面では、決してサントラ盤にひけをとるものではない。『ギャラクシー・クエスト』はサントラが未発売（だったかな？少なくとも国内盤は）なので貴重かも。ただ好みの問題で言わせてもらえれば、『Ｅ．Ｔ．』（この作品だけ古いじゃないかと思われる方もいるだろうが、『２０周年アニバーサリー特別版』ということでのピックアップである）の＜フライングテーマ＞はテンポが遅すぎ。もっと軽快な躍動感が欲しいところだ。

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