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「’80ヤマトフェスティバル・イン・武道館 LIVE」
投稿日 : 2002/11/11 22:46
投稿者 Excalibur
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1980年7月24日昼夜二公演の夜の部。「ヤマト」関連のイベントで、当時唯一私が参加したものである。確か「オールナイトニッポン」での招待だったはずで、しかもアリーナ席!! ただステージに向かって左端だったので、全体が良く見渡せなかったのが残念。コンサート終盤では出演者が角の方に降りてきていて、目聡いファンが演奏そっちのけでサインもらいに走って行ったのを、羨ましく妬ましく不愉快に感じながら眺めていたものだ。サインは欲しかったけど、やはり演奏はきちんと聴きたいし・・・。

『ヤマトよ永遠に』公開前のイベントの一つで、二回公演トータルで二万人が招待され、その模様は二度にわたってテレビ東京で放映され、そしてライブ盤LPも発売された。
TV放映版は二回ともシリーズの総集編及び新作映画の紹介が主で、その合間にコンサート風景をインサートするという不自然なものだったが、ライブ盤の方も原盤権の関係から布施明・岩崎宏美の歌が残念ながらオミットされている不完全版である。
なお、パンフ等では出演者として島倉千代子の名前があるがこれは実現せず。また昼の部には岩崎宏美が不参加との話を聞いたのだが、今となっては詳細不明。昼の部に参加された方がいらしたら、お教え請う。
構成は、ヤマトの第一艦橋を模したステージ上の三面スクリーンに映像を映しながら、羽佐間道夫のナレーションとオーケストラの生演奏で展開。それに富山敬を始めとする出演者による生ドラマが絡む(因みに富山敬は途中で姿を消し、後は録音テープに合わせて他のキャストが演技していたが、昼の部でも同様だったのだろうか?)。
この時期、他にも豪華客船でのツアーなども実施されていた。ある種バブルな時代だったのだ。

余談だが、TV放映版とライブ盤では微妙にソースが違っている。決定的に違うのは、雪とアルフォン少尉との会話シーンで、TVではアルフォン役野沢那智が思いっきりトチった方が流されている。LP版が昼の部、TV版が夜の部、と棲み分けた訳ではないようだが、何故だろうか。
また、『さらば』で完結と言っておきながら新作を作ったことに対して、客席のファンに向かって深々と頭を下げて謝罪する西崎プロデューサーの姿が印象的であった。

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Re: 「’80ヤマトフェスティバル・イン・武道館 LIVE」YAMATO SOUND ALMANAC 1980-III
投稿日 : 2013/02/25 13:47
投稿者 久保田r
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 劇場作品「ヤマトよ永遠に」の公開に先駆けて行われたイベントのライブ盤。この年には他にも公開記念クルーズやミステリーツアーなどのイベントが催されており、当時の「ヤマト」の勢いと人気振りが窺えるライブ盤となっている。

 幕開けは、富山敬さんと麻上洋子さんがファンからの手紙を朗読するシーンから。そして「序曲」の冒頭部分が演奏され、お馴染みの「無限に広がる大宇宙…」のナレーションが入り、川島和子さんの「ア〜ア〜♪」のスキャットが響き渡り…という流れで舞台は進行。音楽をメインに作品を振り返るという構成になっており、第1部では『PART 1』を、第2部では『さらば』を、第3部では『新たなる旅立ち』を、第4部にて公開間近である新作『ヤマトよ永遠に』について触れている。合間合間に声優による名場面が演じられ、音楽の演奏と声優の演技とが密着して舞台上で演じられているファンにとって嬉しい内容となっている。

 感動なのは、声優による生の演技。映像をそのままスクリーンに映せば足りるところを、幾人もの声優が出演し生で演じている。これはまさに豪華な顔ぶれであったことと思う。こういった場所での演技というのは、スタジオ内で演じるのとは環境が違ってやり難い面もあったかとは思うが、それを感じさせずオリジナルと同じ演技を生で聞くことができるのはファンとしては本当に嬉しいこと。音楽とマッチした構成も素晴らしく、ライブならではのアレンジの音楽と声優の生の声を味わえる素晴らしい内容になっていると思う。

 第2部のラストで、プロデューサーの西崎義展さんが登場し「もう作らないと言ったのに作ることになってごめんなさい」と謝っているのが印象的だった。ファンの前で直接お詫びをしたかったのだという気持ちが表れており、西崎プロデューサーがいかにファンの気持ちを大事にしているかが分かる謝辞となっている。その後は、『新たなる〜』の説明を経て新作『永遠に』の説明となり、例によってどんどんと饒舌になって行くところが調子の出て来た証しというか特徴。

 コメントで興味深かったのはやはり音楽担当の宮川泰先生とのことで、出会った頃のことから今日に至るまでの長い付き合を滔々と話されているのが、付き合いの深さや音楽に於いてかなり信頼しているといったことが伝わって来てなるほどなぁ…と頷ける内容で聞き応えがあった。

 第4部の『永遠に』の声優の生演技による場面紹介は、古代とサーシャの別れのシーンと、雪がアルフォン少尉の気持ちを受け入れようとするシーン。確かにこの2つのシーンは作品のハイライトであるので興味津々なシーンではあるけれども、何故にいきなりこのシーンなのか…。せっかく富山さんと麻上さんが揃っているのに、このライブ盤を振り返ってみると古代と雪の掛け合いのシーンが一つもないことに気づく…。これはちょっと寂しい…。

 そういったぼやきはさておき、舞台はフィナーレへ。「宇宙戦艦ヤマト」の全員合唱が会場の一体感を盛り上げ、「明日への希望」の演奏が流れる中、西崎プロデューサーの「どうぞみなさん、希望を忘れないでください」のあいさつにて締めくくり。「明日への希望」の晴れやかなメロディーな爽やかな後味となっている。
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データ
投稿日 : 2002/11/11 22:47
投稿者 Excalibur
参照先
「ヤマト・フェスティバル・イン・武道館ライブ1980」 (CD)

DISC.1
1.序曲
  誕生
  宇宙戦艦ヤマト(唄・ささきいさお)
  出発
  真赤なスカーフ
  決戦
  イスカンダル
  回想
2.白色彗星
  英雄の丘
  デスラー
   〜襲撃〜
   〜好敵手〜
  大いなる愛

DISC.2
1.新コスモタイガー
  ゴルバ
  デスラー
  サーシャわが愛
  新宇宙
  暗黒星団帝国
2.サーシャ
   〜出逢い〜
   〜悲しみ〜
  のこされて
  おもかげ星(唄・堀江美都子)
  星のペンダント(唄・ささきいさお)
  新銀河誕生
  宇宙戦艦ヤマト(全員合唱)
  明日への希望

企画・製作:西崎義展
音楽・指揮:宮川 泰
演出:上野修
構成:滝沢ふじお
唄:ささきいさお・堀江美都子
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団
    原信夫とシャープス&フラッツ/ギター:木村好夫/トランペット:宮下明
    ヴァイオリン:徳永二男・日色純一/ピアノ:羽田健太郎/シンセサイザー:田代マキコ
    スキャット:川島和子/コーラス:ミュージック・クリエイション
出演:富山敬、麻上洋子、納谷悟朗、伊武雅之、小林修、永井一郎、
    仲村秀生、青野武、神谷明、野村信次、上田みゆき、潘恵子、野沢那智、羽佐間道夫
    阿久悠、山口洋子、松本零士、西崎義展
司会:くり万太郎、白石冬美
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