１．クラッシャーのテーマ
２．スリーピング・ビューティ
３．ディスコ・パニック
４．連合宇宙軍
５．ジャングル・ナイト
６．宇宙（そら）翔ける者
７．マーフィ・パイレーツ
８．アルフィンのテーマ
９．バトル・イン・スペース
１０．エンド・タイトル

音楽・指揮：前田憲男
演奏：東京交響楽団

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どういうわけか、近頃ＴＶのニュースやスポーツ・バラエティ番組で耳にする機会が増えた。何故だ？ＣＤ再版されたっけか？それとも各局のディレクター陣に”隠れ「クラッシャージョウ」ファン”がたくさん生息していて、一斉に蜂起してきたのか？うーん、恐ろしいことだ。
それはさておき、本組曲の作曲者は前田憲男である。どうやら、『スター・ウォーズ』で＜スペースオペラ＞にはシンフォニーが合うことを確信した原作者・高千穂遙が、大のお気に入りの『ベン・ハー』のような音楽を望んで指名したらしいのだが、人選を聞いたファンの中には「誰それ？」と思った人も少なくないだろう。円谷プロ製作のＳＦドラマ『スターウルフ』の音楽を手掛けていたといっても、当時のアニメファンには馴染みのない名前だったのだ（僕も「ジャズ・ピアニスト」として辛うじて名前を聞いたことがある程度。大体、アニメファンは特撮モノなんか見ない(苦笑)）。ところが意外にも、前田憲男本人は子供の頃はマンガ家志望（！）で、ＳＦやマンガへの理解が高かったとのこと。で、その結果がこのアルバムなんである。＜メイン・タイトル＞、それに＜クラッシャーのテーマ（”宇宙を翔ける者”）＞など、何度でも聴いていたいカッコよさで、映画を上手く盛り上げていた。正に、慧眼恐れ入りました――である。
ところでこの組曲はサントラ盤ではない。先ず組曲を作り、各モティーフを確立してから改めてＢＧＭが作られている（そちらも別途リリース済み）。実際の録音はＢＧＭが先だったようだが、その大元になっているのがこの組曲版というわけ。
それにしてもこの組曲の録音場所が、”入間市民会館”というのがなんともローカル(苦笑)。普通は都内のレコーディング・スタジオを使うもんだが、なんで？

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