2004年12月31日　NHK　第55回

　視聴率40％を割ったという「第55回　紅白歌合戦」でありますが、私的には見るものがあって面白かった。
　一番の目玉は、『マツケンサンバII』でありますが、さすが松平健であります。あのエンターテイナー振りは、年季が入ってます。そんじょそこらのポッと出のタレントとは訳が違います。見る者を楽しませるオーラが全身から出ています。だからついつい引込まれて、楽しくなります。凄いです。そして、歌以外の時は、静かに控えめだったのが印象的でした。大人なマツケンでありました。
　二番目の目玉は、ギター侍こと波田陽区の登場。アクが売り物のネタの持ち主だけに、どう斬ってくれるのか、とてもドキドキワクワクだったのですが、NHKをざっくりと斬ったのは流石。良いね〜波田陽区。そうだ企業なんて恐れるな。しかし、北島三郎を切れなかったのは、どういう訳なんだ（笑）。君は、お笑い畑の人間だろう。それでもやっぱりさぶちゃんは怖いのか！…っていうか、一緒に登場した青木さやかは、「どこ見てんのよ！」しか言わなかったじゃないか！（笑）それだけの為に10時間以上も待機していた君たちはエライ！
　他は、ORANGE RANGEの曲が『花』でなかったのは、多少残念だったのですが、ゴスペラーズの『ミモザ』、Ryuの『最初から今まで』を聞くことが出来て良かったです。それに何よりも平井堅の『瞳をとじて』が良かった。ジーンズに白いシャツというシンプルな出で立ちがすっきりとしていて、じっくりと歌を聞かせてくれました。
　結果は、紅組が勝ちましたが、個人的には、白組勝利の「第55回　紅白歌合戦」でありました。

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★今回は本当に久しぶりに見たよ。
☆あれ？去年のも見てるんじゃなかったっけ？
★うん、でもあれは再放送だったから、見たの２月だもん（苦笑）。リアルタイムでは４〜５年ぶりかな。
☆今回は華やかさに欠けるし、これぞ一年の総決算！というお祭りムードも感じられない、こじんまりした番組だったなあというのが率直な感想だね。
★なんだか懐かし番組を見てる気分だったよ（笑）。それに、よもや出場歌手の一割に馴染みが無い、知らないなどという日が来ようとは・・・（涙）。オリンピック選手がやたらめったら出てくるので、歌番組だっていう印象も薄かったし。
☆前年の大トリ、ＳＭＡＰの出場辞退も話題になったね。
★この一年は新曲をリリースしていない、歌手活動していない、当然ヒット曲もないから出場資格がない、という至極当り前の理由。
☆だけどそれを認めちゃったら、じゃあ他の人はどうなのよ？ってことになるよね。何年も新曲出してない人、ヒットに恵まれてない人、いっぱいいるんじゃないの？ってなことになる。
★そこらへんに『紅白歌合戦』という番組の微妙な立場があるなあ。
☆いっそのこと、完全に視聴者の投票で出演者を決めりゃいいんだよ。この人がＯＫでこの人がダメという明確な基準がないんだし。
★確かにＣＤ売上げの上位者とか、そういうデータ的なものはないよね。話題性なんて曖昧なものを持ち出してるし。
☆だから実際に出る出ないは当人たちの判断に任せるとしても、とりあえず視聴者に選ばせる形ならば、ある程度すっきりするんじゃないかなぁ。
★番組を完全に二部構成に分けるっていう手もあると思う。第一部は若い人向きにヒット・チャートに添った形でやり、後半は懐メロ中心、といっちゃなんだけど高齢者向きにするとか。
☆昔は「紅白だから見る」という人も多かっただろうけど、今の若い人は「自分の見たいアーティストが出てるから見る」というスタンスなんだろうね。『紅白』といっても特別な番組じゃなくて、単なる歌番組の一つ。
★だから見たいアーティストだけ見て、それ以外の時間帯はチャンネル変えるってこともあるだろうし。
☆大体人気アーティストは裏番組とも掛け持ちしてる（笑）。
★そうそう、だから番組終了間際は出演者少なかったよね〜。それなら最初からターゲットを絞れば視聴率も取れるんじゃないかと思う。
☆「これまで出た曲、一曲も知らないわ〜」なんていうオバサンを審査員にするくらいなら、それもアリだね（爆）。
★あのコメントも『紅白』の微妙な立場を・・・（苦笑）。
☆更に微妙だったのが、応援ゲストの波田陽区がかました自虐的ギャグ！よくＮＨＫがやらせたな〜。
★実はあれ、リハーサルの時はもっと無難なネタだったらしいよ。本番でいきなりやったらしい。
☆韓流ブームに乗っかった演出が多いのも鼻についたなー。
★主演二人に振られた腹いせに、『冬ソナ』の映像だけ流して吹き替えの萩原聖人と田中美里を引っ張ってきてメッセージを読み上げさせたんだよね。この方法使えば色んな人呼べるよな（笑）。
☆次回はシュワちゃんの映像に玄田哲章の声を当てて、カリフォルニア知事からのメッセージ！とか（爆）。

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