2005年6月30日　TBS系　原作：唯川恵

＜出演＞
瀬戸朝香／木村佳乃／辺見えみり／谷原章介／照英


　イイ思いをした〜い！と足掻いている女性たちのストーリー。27歳というと微妙な年頃で、これからの人生について何かと焦っている年齢。その年齢の女性たちの心情と行動を描いたドラマだが、出来としてはB級止まりかな…。瀬戸朝香、木村佳乃、辺見えみり以外には見るべきところがなかったので、考えさせられるドラマではなかった。

　瀬戸朝香、木村佳乃が演じる二人の女性が同じ男性に好意を寄せるという設定なのだが、27歳ともなると純粋な好意ではなくて、どこかしらに打算が入っているというもの。二人はお互いに牽制し合いながら何とか男性の好意を得ようとするのだが、何とその男性は、同性である辺見えみりのダンナに好意を持っているというオチ。そして二人は憑き物が落ちたようにそれぞれの人生を歩み、10年後にはそこそこの幸せを築いているというストーリーになる。

　思い起こせば「あの頃は夏休みのようだった」と、二人の女性は振り返っていて、これはまさしくその通りだと自分自身も振り返ってみて思った。20代の後半は割とドタバタとしていて、今思うと人生の夏休みのようなインパクトさがあった。この点については同感出来るドラマだった。

編集