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「銀河探査2100年 ボーダープラネット」
投稿日 : 2008/02/12 17:34
投稿者 久保田r
参照先
1986年8月24日 日本テレビ 10:00〜11:35

<スタッフ>
監督:手塚治虫
演出:上村修、井内秀治、向島渉、夏姫亮之介、浜津守
プロデューサー:武井英彦、松谷公征、永井秀甫
企画:都筑忠彦
原案:手塚治虫
脚本:手塚治虫
美術監督:勝又激
音楽:羽田健太郎
キャラクターデザイン:小原渉平
メカデザイン:小原渉平
設定デザイン:勝又激
総作画監督:高橋信也

<キャスト>
スバル:富山敬/ヒゲオヤジ:富田耕生/ミラ:勝生真沙子/ミシェル:鵜飼るみ子/プロキオン:鈴置洋孝/ハム:嶋俊介/ランプ:八奈見乗児/ヘック:納谷六朗/バリッシュ:島香裕/スカラベ:青野武/ニューマン:屋良有作、他

<ストーリー>
夫のプロキオンを謎のウィルス感染で亡くしたミラは、自身も感染している可能性があり、ウィルスが0度以下では活動停止になることから、長い冷凍睡眠へと就いた。その間にスバルは、愛するミラの為、地球人類を滅亡から救う為、ウィルスを絶滅させるワクチンを求めて探査の旅に出かける。
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Re: 「銀河探査2100年 ボーダープラネット」
投稿日 : 2008/02/12 17:34
投稿者 久保田r
参照先
 1986年日本テレビ系列「24時間テレビ」にて放映された作品。主人公・スバルが、愛する女性の命と地球人類滅亡の危機を救う為にワクチンを求めて銀河の惑星から惑星へと旅するストーリー。スバルは、降り立った惑星で思いもよらぬアクシデントに遭いながらも勇敢に突き進む。

 メインとなっているスバルの惑星探査は、3つのパートに分かれており、1つめの最初の惑星探査では、基地の人間が全滅しており、探査チームのクルーも次々と姿を消す。その理由は、基地のコンピューターが肥料を作る為に人間を襲っていたというもの。この惑星でスバルは仲間を失い、以後の活動を独りで行うようになる。2つめの探査では、荒れ果てた惑星でロケットを狙われるが、どこかの惑星のテレビ局による仕業だと分かり、これまでに解体されたロケットを組み立てて、惑星に閉じ込められていたみんなを地球へと送り返した。この惑星でミシェルという名の女性と出会う。3つめの探査では、”エデン”と呼ばれる禁断の地を持つ惑星へ入り込み、そこで知り合った青年と共にウィルスの研究所を目指すが、そこは長寿の為に同族のエキスを吸い取る施設であり、スバルと青年は爆弾を使用して施設を破壊する。

 3つの探査の間にスバルは相応に歳を取っているが、愛する女性・ミラは、いつまでも若くて美しいままの姿で眠り続けている。1つの探査を終えるごとにスバルは地球に戻り、ミラの眠る容器越しにキスをする。そして、ようやくワクチンを手に入れ、眠るミラを目覚めさせた時、ミラの前には若きスバルそっくりの青年の姿があった。

 SFとしても面白いし、恋愛物としても切なさがよく描かれている。冒頭のクレジットの部分では、スバルとミラとプロキオンの幼い頃から大人になるまでの成長が描かれ、プロキオンとミラが結婚するシーンまでずっとモーツァルト「ピアノ協奏曲 第23番 第2楽章」が流れ、一言も台詞がない。この曲は、ミラのテーマともなっており、眠るミラのところへスバルが訪れるシーンでは、常に優しく切なく奏でられていた。

 ミラを愛していたスバルは、「時間」の流れにより残酷にも歳を取っていく。地球に戻る度、若くて美しいミラを愛しく見つめるスバルは、どんなにか時の流れを恨んだことだろう。と同時に幼馴染みと結婚した女性をずっと愛し続けている自分を哀しくも愛しく思った筈。目覚めたミラの目の前には、若き日のスバルそっくりの姿をしたプロキオンの声を持つ青年が立っていた。ゼンタと名を持つその青年は、実はスバルとミシェルの息子であり、ミラを愛し始め、ミラもその気持ちに応えるようになる。そして、スバルとミラは再会し、穏やかな気持ちでスバルはミシェルと共に去る。愛しくも切ない一つの愛の成就の形。
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