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「ヘッドハンター」
投稿日 : 2006/06/09 14:29
投稿者 久保田r
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<スタッフ>
原作:江波戸哲夫
脚本:永原秀一
プロデューサー:中川善晴
監督・ディレクター:福田新一

<出演>
渡瀬恒彦、黒田福美、天宮良、佐藤慶、村井国夫、岸部一徳、左右田一平、大塚良重、鶴田忍、名取裕子、他

<ストーリー>
最愛の一人息子、大介を交通事故で亡くし、津島の妻、春子は、傷心の日々を送っていた。睡眠薬とアルコール浸けの毎日。夫の雄一郎は、仕事に生き甲斐を見つけ、社内で重要なポストを任されていた。ある日、津島の家にヘッドハンターから電話が入る。「転職する気はない」と一蹴する雄一郎だが、その後もしつこく連絡が入り、社内での立場が危うくなる。

1990年 TBS
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Re: 「ヘッドハンター」
投稿日 : 2006/06/09 14:29
投稿者 久保田r
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 一頃話題になった”ヘッドハンター”がテーマのドラマ。…というか、ヘッドハンターを利用した家庭崩壊のドラマという感じだった。ヘッドハンター自体の正規の…と言うと少々変だが、ヘッドハンターの仕事の描写がなかったので、このドラマを見る限りでは、ヘッドハンターは裏社会の組織というイメージが濃い。お金さえもらえれば何でもやりますという暗いイメージのままドラマが終了しているので、妻を亡くした主人公の雄一郎が、その原因となったヘッドハンターという職に就くというラストには、どうにも救いがなくて悲しかった。結局、仕事があればそれで良いのかというラストになっているので、雄一郎がどんな志で妻を亡くした一因となったヘッドハンターとなる決意をしたのか、その点を見せて欲しかった。そうでなければ亡くなった春子も、息子の大介も宙ぶらりんな存在で可哀相に思う。

 雄一郎にヘッドハンターを差し向けていたのは、妻の春子であったという設定は良かった。おそらくこの点は現実的にあり得たことだと思うので、世相を反映した設定で良かったと思う。それぞれのキャストも外れのない配役でよく演じていたし、キャストによる違和感はなかった。それだけに家庭を顧みない雄一郎の姿には情けなくなった。仕事人間とはよく言ったもので、職場では身を粉にして働くのに、家庭では黙って妻を見ているだけ。これでは、妻から何らかのリアクションを起こされても仕方がないように思う。人の心の持ちようによって善にも悪にもなるヘッドハンター。このドラマは、ヘッドハンターが利用された一つの家庭のストーリー。
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