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「大奥スペシャル/もうひとつの物語」
投稿日 : 2007/02/02 15:37
投稿者 久保田r
参照先
2006年12月29日 フジテレビ系 金曜プレステージ「大奥スペシャル エピソード0 もうひとつの物語」

<スタッフ>
プロデュース:保原賢一郎、手塚治
脚本:尾崎将也
演出:葉山浩樹
音楽:石田勝範
制作:フジテレビ、東映

<出演>
深田恭子/貴地谷しほり/吉沢悠/鷲尾真知子/山口香緒里/久保田麿希/小松みゆき/岩倉沙織/眞野裕子/上田こずえ/かとうあつき/高岡蒼助/田根楽子/谷原章介/黒田福美/山崎銀之丞/星野真里/高島礼子/井川遥/木村多江/松下由樹/浅野ゆう子、他

<ストーリー>
ゆきは、好いている人と別れ、大奥へと出仕し、おまんという通り名をもらって日々働いていた。ある日、大奥で仲良くなったおしのという女中仲間が上様に見初められ、側室となった。しかし、おしのには伸吉という好いている人がいた。おまんは、おしのと伸吉の秘密の文のやりとりを手伝う。そこへ、謎の毒薬が大奥内で見つかった。
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Re: 「大奥スペシャル/もうひとつの物語」
投稿日 : 2007/02/02 15:37
投稿者 久保田r
参照先
 2006年12月23日公開の映画「大奥」へと繋がるストーリー。何をもって「0」とカウントしているのかは分からないが、とにかく「エピソード0」という位置関係にある。この「エピソード0」を見てから映画を見ると、主要登場人物の若干の背景なり隠された世界観が深くなると思うので、より興味を持って見ることができるかも知れない。また、映画を見てからこの「エピソード0」を見ると、新たな興味を刺激されるかも知れない。

 この「エピソード0」の役割は映画への繋ぎにある。そのため、映画のメインキャストがそこかしこに登場しては、艶やかな姿を披露していく。映画の主役である絵島役の仲間由紀恵は登場しないが、絵島の前の大奥総取締、滝川役の浅野ゆう子が圧倒的な迫力で持って大奥を取り仕切っている。その迫力は流石の一言。見事な存在感と知性を伴った美しさを発揮している。御台所役の高島礼子、お喜世の方役の井川遥、お古牟役の木村多江は、台詞もなく登場のみだったが、お須免の方役の松下由樹は1シーンのみ芝居がある。側室となったおしのの部屋へ行き、あれこれと忠告するシーンなのだが、京ことばをしなやかに操ってちくりと刺す演技は流石。

 「エピソード0」の主役、深田恭子は、はつらつとしたかわいい女中役を演じている。海千山千の人物が多い大奥の中で、爽やかな空気をまとっており、一味違った魅力を放っている。ストーリー自体には複雑なからくりなどないので、その分まっすぐに見ることができるのかも知れない。裏表のない役柄がよく似合っていて、こういった人物の登場は、大奥の中では一服の清涼剤。

 ストーリーは難しいことは一切なし。見るまま感じるままに。”大奥三人娘”が度々登場しては明るい笑いを振りまくので、いつもの大奥よりからっと楽しく見ることができる。しかし、側室となったおしのの恋の行方は大奥らしい悲恋さ。しかし、それも滝川の言うようにおしのにはそれで幸せであったのかも知れない──。
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