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「クリスマスの約束」(2006)
投稿日 : 2007/04/07 16:08
投稿者 久保田r
参照先
ナレーション:斉藤由貴

<曲順>
(1)「言葉にできない」
(2)「粉雪」(レミオロメン)
(3)「I LOVE YOU」(尾崎豊)
(4)「SAKURA」(ゲスト出演:いきものがかり)
(5)「みんなひとり」(ゲスト出演:松たか子)※1コーラスのみ
(6)「to U」(BANK BAND)(ゲスト出演:松たか子)
(7)「悩み多き者よ」(ゲスト出演:斉藤哲夫)
(8)「グッド・タイム・ミュージック」(ゲスト出演:斉藤哲夫)
(9)「僕らなら」(ゲスト出演:スキマスイッチ)※小田さんとの共作曲
(10)「全力少年」(ゲスト出演:スキマスイッチ)
(11)「my home town」
(12)「伝えたいことがあるんだ」
(13)「僕らの街で」(KAT-TUN)※作詞・曲:小田和正
(14)「東京の空」※番組の為に作った新曲
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Re: 「クリスマスの約束」(2006)
投稿日 : 2007/04/07 16:08
投稿者 久保田r
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 今回のテーマは「メッセージ」。自身の曲を含め、「伝えたいこと」が込められている曲を一曲ずつ丁寧に歌っている。曲の始まりには、必ずその曲にまつわる「メッセージ」を紹介し、その曲の持つ意味合いや思いといったものを伝えている。

 今回は、自身の曲が少ない。確かこのように多くのゲストを招いてそのゲストの曲を歌うことは、この番組の当初の目的だったような気がする。番組がスタートした当時は、色んな大人の事情で出演することが叶わず、結果、小田さんが一人で歌いきったのだが、それはそれで意味のあるステージだった。あれから数年経て、今回は4組ものゲスト出演が叶い、ステージで小田さんと一緒に歌った。

 (7)曲目の斉藤哲夫さんと一緒に歌った「悩み多き者よ」に感動した。「悩み多き者よ」とは、生きている限り誰しもがそうであり、直面する人間の苦悩。歌詞は、こうすれば悩みは解決する、という結論に導くような歌詞ではなく、悩んでいても時代は変わる、世界は動くといったようなことを繰り返し言い含めるように歌われている。残酷のようだがそれが現実、現実から逃れずみな悩むのだ、という「メッセージ」を私はこの歌から感じとった。

 (9)曲目のスキマスイッチと作ったこの番組の為のクリスマスソング「僕らなら」もいい雰囲気の曲。両アーティストの良さが表れている曲で、常田さんの書いた歌詞も小田さんの”らしさ”からかけ離れていない。今回の「メッセージ」がきちんと曲に表れている、落ち着いて聞くことのできる曲。

 全体的に淡々とした印象だった。昨年がコンサートツアーと絡めた内容でライブの熱気があったから余計にそう思ったのかも知れない。しかし、時として人は「メッセージ」を伝える時に熱くなりがちだが、音楽はそれだけで「メッセージ」を伝えているのだから、本題の「メッセージ」を伝える前後には冷静でいることがより「伝えたいこと」が伝わるのだと思う。音楽活動─それが、小田さんの生きる「メッセージ」なのだと思う。
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