1995年に製作されたテレ・フューチャーだが、オンエアーでは未見。
放送コードの規制からオンエアー出来そうもないカットが含まれているのが、＜完全版＞と銘打った所以だろうか。その他ランニング・タイムの差などは残念ながらわからなかった。

物語は思っていた以上に原作に忠実で、高山竜司の設定を除けば劇場版よりも遙に原作に近い。但しストーリーをなぞってるだけという印象も受け深みはなく、またＴＶドラマという制約のせいか恐怖感も強くはない。
主人公・浅川役を演じたのは高橋克典だが、イメージが固定されていないキャラクターだけに悪くはない。原田芳雄の高山は原作とは異なるものの、妙な説得力がある。三浦綺音の貞子はウーンだが、清水紘治や田口トモロヲらクセのある役者も多いので映画版がイマイチだと思った方でも楽しめるだろう。

なお、純粋な放映ヴァージョンが未ソフト化なため、こちらをＴＶ番組扱いとした。

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