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「宇宙空母ブルーノア」
投稿日 : 2001/01/17 21:36
投稿者 Excalibur
参照先
乱暴な表現をするならば、『海のトリトン』+『宇宙戦艦ヤマト』。
西崎義展が手掛けた2本の人気作の要素を、一つの作品に凝縮したという捕え方も出来ると思う。
お馴染み「企画」「原案」「製作」「総指揮」の四大看板のうち、今回は「総指揮」のクレジットがないことを踏まえて、「プロデューサーという肩書は、自分のハンドメイド作品以外には使うべきではない」と発言し、ポジション的にどうしてもポスト『ヤマト』の性格を期待されてしまうが、これを否定。自らの作品への関わりを「原作者」と規定していた。
しかし世間ではそう見るわけもなく、結局は『ヤマト』の二番煎じとして片付けられてしまったというのが実情のようだ。放映開始前には、この作品がアニメーションへの最後の賭けで、これに失敗したら二度とアニメは手掛けない、という意欲的なコメントも残していたが、さて・・・・?
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Re: 「宇宙空母ブルーノア」
投稿日 : 2010/10/29 17:55
投稿者 久保田r
参照先
 1979年〜1980年まで讀賣テレビ放送系列で放映されていたSF海洋冒険アニメ。企画・原案・製作は、西崎義展氏。プロデューサーは、飯島敬氏。音楽は、平尾昌晃氏、宮川泰氏、船山基紀氏の3名。

 「宇宙戦艦ヤマト」の大ヒットの後の作品であるだけに、タイトルから受けるイメージや艦を主体とした作品ということで、どうしてもポスト「宇宙戦艦ヤマト」を意識してしまう。そして作品を見た後に、”やはりこれはポスト「宇宙戦艦ヤマト」である”をますます濃く意識したしだい。それもそのはず、脚本や監督、作画監督、原画等のスタッフと声優に「ヤマト」に携わっている人たちが多数参加しているためか、「ヤマト」色といったものが表れているため。せめて全キャストを「ヤマト」に出演していない声優にするとか、背景の美術をガラリと変えるといった工夫がないと被って見えてしまうのも仕方のないことだと思う。

 とはいえ、見方を変えると、「ヤマト」と似た空気感が作品全体に流れているので、「ヤマト」を見たことがある人にとっては馴染みやすい作品であることは確か。「ヤマト」は、もっぱら宇宙のみで活躍した艦であったが、「ブルーノア」は、終盤近くまで地球の海で活躍した艦であるということで、よくよく比較して見るとキャラクター設定や舞台設定などに相違があり、海洋冒険ものに興味のある人にとっては格好の作品であることと思う。

 今回、私が鑑賞したのは、第1話の2時間スペシャル。前半には、主人公の日下真がブルーノアに乗り込むまでの経緯と、ゴドムが地球に攻め入ることとなった経緯が丁寧に描かれてあり、後半には、真がミサイル担当官として乗り込んだ潜水艦シイラとゴドムとの戦いが丁寧に描かれてある。後半の戦いのシーンは、作戦の内容に沿って描かれてあるためか、多少の間延び感があり、ここ一番の見せ場といったものが分かりにくかったものの、SF海洋冒険アニメというだけあって想像力豊かな戦闘シーンを見ることができた。

 ブルーノアは、2009年に劇場公開された「宇宙戦艦ヤマト/復活篇」のタイトルバックとして登場し、話題となった。「YAMATO2520」の時にデザインされたものとほぼ同じデザインで登場。「ブルーノア」とは、ノアの方舟を意味する艦名。「ヤマト」とは別作品として誕生しながらも、何気なく「ヤマト」の世界に寄り添っている、見届け人ならぬ”ヤマト世界の見届け艦”といった存在。
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