トップページ > 記事閲覧 
「全盲の僕が弁護士になった理由〜実話に基づく 感動サスペンス〜」
投稿日 : 2014/12/28(Sun) 15:42
投稿者 久保田r
参照先
放送:2014年12月1日 TBS系 月曜ゴールデン特別企画
製作:テレパック、TBS
原案:大胡田誠「全盲の僕が弁護士になった理由」
脚本:尾崎将也
企画:山崎恆成(TBS)
プロデューサー:黒沢淳(テレパック)
監督:鈴木浩介
編成担当:永山由紀子

<出演>
松坂桃李/南沢奈央/星野真里/佐藤二朗/太賀/眞島秀和/黒川芽以/尾上寛之/相葉裕樹/山本圭/神保悟志/阪田マサノブ/松田洋治/蛍雪次朗/戸田昌宏/泉谷しげる/戸田恵子
記事編集 編集
Re: 「全盲の僕が弁護士になった理由〜実話に基づく 感動サスペンス〜」
投稿日 : 2014/12/28(Sun) 15:44
投稿者 久保田r
参照先
 法律事務所に在籍する全盲の弁護士、大河内健介のもとに離婚したいという女性、安藤聡美が訪れる。聡美は夫のDVを理由に離婚を希望しており、大河内は不安そうな聡美の気持ちを察して自分が弁護する裁判の傍聴に来るよう誘う。裁判の後、聡美は正式に大河内に仕事を依頼する。そんな中、事務所の先輩から1件の殺人事件を弁護をするよう依頼される。被告人は事実を認めているとのことであったが、接見した大河内は違和感を覚える。大河内は、聡美の離婚と殺人事件の真実を求めて奮闘する。

 主人公の大河内健介を演じる松坂桃李さんが好演している作品。ハンディキャップを抱えた主人公をサポートするように共演には人情味を感じる役者さんがしっかりと脇を固めており、なかなかに見応えのあるドラマに仕上がっている。

 司法試験を5回受けてやっとの思いで合格した芯の強い弁護士であるので諦めない気持ちは人一倍。しかし、身重の妻の前では泣き言をこぼしたりして弱い側面を持ち合わせつつ、周囲のサポートを受けて自立している姿を描いている。

 全盲の主人公が弁護士になった直接の理由がストーリーとなっているのではなく、弁護士としての活動がメイン。活動の姿を通して何故この人は弁護士になろうとしたのかを察する内容となっている。目が見えない分、匂いや音を敏感に察知し、そこから真実に行く着くまでの様子が印象的で、特に聡美の離婚したい本当の理由を知った後の「騙されたままの方がよかった」の台詞に切なさが含まれていてよかった。

 殺人事件の弁護の方は、投げやりな態度の被告人に対し必死に思いを伝えるシーンがよかった。本来ならば警察のすべき筈の真実を突き止めるまでの行動が実にスリリング。体を張った行動に心を打たれた。

 昨今話題になっている土下座写真がインターネット上に公開されるといった社会現象までも盛り込まれ、現代に即した内容。お涙ちょうだいではなくサスペンスに重心を置いている点がエンターテインメントとして見やすい仕上がりとなっている。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -