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「私の家政夫ナギサさん」
投稿日 : 2020/09/17(Thu) 16:31
投稿者 久保田r
参照先
TBS 火曜ドラマ 2020年7月放送スタート

<スタッフ>
プロデューサー:岩崎愛奈、加藤章一
演出:坪井敏雄、山本剛義
編成:松本友香
製作:TBS スパークル、TBS
原作:「家政夫のナギサさん」四ツ原フリコ
脚本:徳尾浩司、山下すばる
音楽:末廣健一郎、MAYUKO
主題歌:「裸の心」あいみょん

<出演>
多部未華子/大森南朋/瀬戸康史/眞栄田郷敦/高橋メアリージュン/宮尾俊太郎/平山祐介/水澤紳吾/岡部大/若月佑美/飯尾和樹/夏子/富田靖子/草刈民代/光石研/趣里、他
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Re: 「私の家政夫ナギサさん」
投稿日 : 2020/09/17(Thu) 16:34
投稿者 久保田r
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 電子コミック・電子書籍ストア「コミック シーモア」にて配信中の漫画「家政夫のナギサさん」を原作としたドラマ。主演は、実力派女優の多部未華子さん。家政夫役は、実力派俳優の大森南朋さん。脚本は、大ヒットを記録した「おっさんずラブ」の徳尾浩司さん。主題歌は、ヒットメーカーのあいみょんさん。主役を囲む脇には個性的かつポジティブな面々を揃え、話題作&ヒット作になること間違いなしの布陣で作られたラブコメディドラマ。

 マンションで一人暮らししている相原メイは、仕事は出来るが家事は超苦手。部屋の中は足の踏み場もないほど物が散乱し、食事も冷凍ものかコンビニで買ったものばかり。それでもメイはMRとして製薬会社に勤め多忙な日々を送っていた。そんなある日、メイの誕生日プレゼントにと妹の唯から「家政夫の四日間トライアル」を贈られる。男性のしかもおじさんの家政夫を部屋に入れることに反感を覚えたメイは断ろうとするものの、押し切られる形で渋々承諾。スーパー家政夫と呼ばれる鴫野ナギサは、みるみるメイの部屋を片付けていき、美味しい食事まで用意。加えて仕事の失敗に落ち込むメイを励まし、眠るメイの手を握ったまま朝まで付き添うなど、親身になって寄り添った。「どうして家政夫を?」というメイの質問に「お母さんになりたかったんです」と答えるナギサさん。始めはその答えの意味が分からなかったメイだが、ナギサさんのことを知っていくうちにかけがえのない存在となっていく。

 ぶっちゃけて言おう。こんなんヒットしないわけがない。ヒットが大前提のヒットがお約束されたドラマではないか。合間にはドラマの出演者が出演するCMが流れ、1時間の枠をフル活用してドラマの世界観を途切れることなく作り出し、こうまで「こんな暮らしいいな」「こんなサービスいいな」「こんな人がいたらいいな」と感じる気持ちを存分にパッケージし、その締めくくりに主人公のメイの心情を表したかのようなバラードがあいみょんさんの歌声で流れたらK.O.待ったなし。作中にも登場した「我が人生に一片の悔いなし!」の製作姿勢が貫かれている。

 ひと昔前まで家政婦は女性の仕事とされてきた。今でも「かせいふ」と打つと「家政婦」と変換される。しかし近年、色んな分野で男女の垣根はなくなりつつあるというか低くなってきている。これも時代の流れであり、性別に囚われず得意なことを得意な人がするという意識へとシフトして行っていっただけのことだと思う。家政夫の仕事場は当然行った先の家の中であるから、仕事を終えて帰宅した住人にとって家はプライベートの場であっても家政夫にとっては職場。素の姿を見せる住人と仕事中の家政夫が一つ部屋の中にいるという構図はなかなかユニークで、一見わがままに見える住人の要望を容易く叶える家政夫との関係は実に興味深いもの。距離が近づけば親近感が湧くのは当然の理で、この場合特殊ではあるもののこの距離感は社内恋愛と非常に似通っていて、事実ドラマの中では他に2組の社内恋愛カップルが誕生し、メイの上司の支店長の夫は薬の卸売会社勤務という業界内夫婦となっている。そういった環境にいるメイにとって大切なものを教えてくれ、励ましてくれ、美味しい料理を作ってくれ、時に弱味を見せてくれる家政夫のナギサさんは、手放したくない存在となるのは自然な流れと言える。

 年齢差?それは人の好き好き。もしナギサさんが既婚者だったなら泥沼化待ったなしのシリアスな展開となったであろうが、ナギサさんは独身。何の問題があろうか。「好きになった人がたまたま結婚してただけ〜」と同じノリで答えるならば「好きになった人がたまたまおじさんだっただけ〜」のこと。主人公のメイが「手放したくないんです!」と感じたならばそれでよし。ナギサさんも「メイさんが好きです!」と告白した。これでオールオーケー。現代的設定と現代的ノリのドラマを手軽に楽しむ。これがコツ。

 追記1。
 私の一押しシーンは、結婚したらナギサさんはどうなるんだろう?と妄想するメイのシーン。寝ているメイをクールな声で呼び捨てで起こすシーンや、遅く帰宅したメイを叱ったかと思えば次の瞬間には優しく言葉をかける大森南朋さんの芸達者振りがツボ。

 追記2。
 新居は、ナギサさん家の一軒家をリフォームするのはどうだろう。
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