トップページ > 記事閲覧 
「CRISIS公安機動捜査隊特捜班」
投稿日 : 2022/04/29(Fri) 17:22
投稿者 久保田r
参照先
2017年 フジテレビ
<スタッフ>
原案・脚本:金城一紀
チーフプロデューサー:笠置高弘
プロデューサー:萩原崇
アソシエイトプロデューサー:坂田佳弘
演出:鈴木浩介、白木啓一郎
音楽:澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO

<出演>
小栗旬/西島秀俊/田中哲司/野間口徹/新木優子/石田ゆり子/飯田基祐/眞島秀和/野崎萌香/長塚京三、他
記事編集 編集
Re: 「CRISIS公安機動捜査隊特捜班」
投稿日 : 2022/04/29(Fri) 17:28
投稿者 久保田r
参照先
 「SP 警視庁警備部警護課第四係」シリーズ、「BORDER」シリーズの原案・脚本を手がけた金城一紀さんによるアクション主体の刑事ドラマ。公安機動捜査隊特捜班とは、警視庁警備局長によって特別に設置された部署のことで、対テロリストに必要なスペシャリスト5名からなるチーム。彼らのひらめきと行動力が国家の危機に立ち向かう。

 全10話。特捜班のメンバーの類い稀な能力とアクションシーンの派手さに魅力を覚えて鑑賞を続けたものの、後半に進むに従いいつまでもストーリーの最終的な落とし所が見えないことと、終には強制終了的な幕引きに全くカタルシスを得られなかったドラマというのが率直な感想。

 実際にあった犯罪をモチーフとしていること、政治家の裏の顔、格差社会、爆弾といったテロを想定させる設定の数々はスリリングであり、特捜班メンバーの心の闇を描いている点も任務に当たる精神的過酷さを表していて見所ではあった。だが、最終回では彼らが苦悩の末に手繰り寄せた結末を、ほんの一瞬のどんでん返しで台無しにしてしまった。彼らの無念はそのまま観る側の無念でもあり、彼らによる大逆転が描かれることもなく終了。彼らの今後を示唆する描写はあったものの、これではフラストレーションが残る。特捜班のメンバーも見る側も報われない終わり方が残念だった。

 そのため、クライマックスは最終話ではなく第8話。切羽詰まった状況とアクションシーンの連続と達成感を味わえる見応えのある内容だった。ここで終わっていれば…と思えてしまう点が惜しい。

 大風呂敷を広げ、匂わせ、思わせぶりな展開が主。殊に特捜班の上司の鍛冶警視監は抽象的な言葉遣いが多い。登場人物に於いては鍛冶警視監のサディスティックさと、田丸のマゾヒスティックなまでのストイックさと、稲見のヒューマニズムさの掛け合いが見所。それと場を盛り上げる音楽の壮大さが聞き所。

 追記。
 とは言っても、アクションシーンと綺麗な映像と音楽を気に入ったため、何度となく繰り返し見ている作品でもある。
 繰り返し見ていて気づいたのは、ところどころおかしな時間軸で編集されている点。少し残念。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -