サブタイトルは『スーパー戦隊大集合』。
『タイムレンジャー』の最終回特番として、初代『秘密戦隊ゴレンジャー』から新番組『百獣戦隊ガオレンジャー』までを、タイムレンジャーの面々が紹介するというもの。
各戦隊に５人がそれぞれコメントをつけたり、旧作映像へタイムジェット・ガンマを大胆合成したり、と色々工夫が見られる（もっとやってくれぇ〜）。
ただし３０分枠で２５作品を取り上げるのはどう考えても無謀だったかなー、というのが実感。なんせ一作品１分でも２５分かかるわけだし（３０分番組だとＯＰ・ＥＤ・予告・ＣＭを除けば、正味が２５分くらいなんだし）、これでは見ている子供は混乱しちゃったのではないかなぁ。どうせなら別の特番枠を作って放送してくれれば良かったんだけど。
ところで『ゴレンジャー』と『ジャッカー電撃隊』の２作品をも＜スーパー戦隊＞という括りで公式に表現したのは今回が初めて？　
それまでは＜戦隊＞（石ノ森章太郎・原作の『ゴレンジャー』と『ジャッカー』）と＜スーパー戦隊＞（東映オリジナルとなった『バトルフィーバーＪ』以降）に区分けし、一緒に取り上げる時は＜超世紀全戦隊＞という表現だったはずだが・・・。

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実は＜スーパー戦隊＞シリーズの特番は今回が初めてではない。
『高速戦隊ターボレンジャー』スタート前にも『１０大戦隊集合！』という特番が放映されている。
ホントは『ターボレンジャー』は１１代目の戦隊なので「１１大戦隊集合」なのだが、前作『超獣戦隊ライブマン』スタート前に放送する予定が、製作スケジュールの遅れからポシャったという経緯もあるし、語呂もいいからこれでいいのだ。
単なる棒つなぎの総集編ではなく、新たな敵＜暴魔百族＞に立ち向かうターボレンジャーを応援するために、歴代戦隊が勢ぞろいするというシチュエーションで展開するだけに、バトルフィーバー以降の全戦隊、合わせて５３人がお馴染みの採石場でズラーっと並んで名乗りをあげるシーンは圧巻。ポーズがぎこちないヒーローがいるのもご愛嬌で、スーツアクターが揃えられなかったのだろう。
この時のスチール写真は、今でも児童誌などで使われる機会も多いが、いつかまたこんなビッグイベントを再現してもらえないものだろうか。今度は２５代目戦隊誕生の時にでも。

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